キャンピングカーは4月21日、シミックソリューションズと共同で、キャンピングカーをベースとした移動型ワクチン接種カーの貸出を東京都23区内の⾃治体へ開始した。
キャンピングカーが運営する日本最大級のキャンピングカーのレンタル事業「Japan C.R.C.」では、総合病院やクリニックなどの医療機関がクラスターにならないための取り組みとして、メディカルキャンピングカーを駐⾞場などの「院外」に設置し、発熱外来の⼀次診察施設やPCR検査施設として活⽤する取り組みを⾏ってきた。
今回、これら医療分野におけるキャンピングカーの活⽤ノウハウを活かし、特設会場にいくことなくワクチン接種が可能な「移動型ワクチン接種カー」の貸出を23区内の2つの⾃治体へ開始した。
この取り組みでは、キャンピングカーを出張、移動型のワクチン接種施設として活⽤することで、外出を伴うワクチン接種が困難な事情を抱えている人の⾃宅近くや⼊居施設(⾼齢者介護施設など)へ出張型でのワクチン接種を実現する。
施設内や⾃宅でワクチン接種スペースがない場合でも、駐⾞場を借りてワクチン接種カー⾞内で接種することも可能。施設内から離れた所でワクチン接種を⾏うことで、密を避け、感染拡⼤のリスクを軽減する。
さらに、キャンピングカーには電源を供給するサブバッテリーが搭載されており、⾞内でワクチン保管⽤冷蔵庫など家庭⽤100Vの電化製品を利⽤できる。
また、⾞載装備のベンチレーター(換気扇)を回せば換気効果も⾼く、⾞両に備え付けのシェード(⽬隠し)を閉じる事でプライベート空間が確保され、周囲の⽬を気にすることなく⾞内でワクチン接種を受けることが可能となる。
– 移動型ワクチン接種カー仕様
ベース⾞両 ロビンソン V95/ロビンソン 771
ワクチン接種向けにキャンピングカーを特別レイアウトに変更
– 車載品
・ワクチン保管⽤ ポータブル冷凍庫 医療⽤具⼀式
・救急診察医療機器
・乗⾞補助ステップ
・バックドアテント/サイドオーニングテント