日本自動車輸入組合ことJAIA(Japan Automobile Importers Association、所在地:東京都港区、理事長:上野金太郎)は、去る2月5日から延べ3日間の日程で、大磯プリンスホテル(神奈川県中郡中郡大磯町)にメディア関係者や自動車ジャーナリストを募って、毎年恒例の「輸入車試乗会(第39回)」を開催した。
このJAIAは、外国の自動車メーカーと直接輸入契約を結ぶインポーターによって構成される業界団体である。その原点となったのは1952年(昭和27年)設立の輸入自動車協会。メディア向けの試乗会イベントを初開催したのは1982年の箱根。その後、1986年からは大磯プリンスホテルを拠点に移して大規模試乗会として開催し続けて来た。その規模感は延べ参加人数で450名、3日間を通した試乗回数で1400回規模となる媒体向けとしてもかなりの大型イベントに該当する。
今回の試乗会では、同組合の会員インポーター15社から最新モデルを中心に計69台が試乗車として提供された。その中身は2月5日の初日並びに6日はメディア対象。最終日の7日はジャーナリスト対象で展開。
出展車種のラインナップは、近年の輸入車人気に沿ったもので今年はクロスオーバーモデルが目立った。併せて、進化が進む「安全運転支援機能」の搭載モデルや電気自動車(EV)・プラグインハイブリット車(PHEV)、クリーンディーゼル車の他、定番のスポーツカーなど多様なモデルが勢揃いした。
当編集部では、姉妹メディアの「MOTOR CARS」と合同で、主に2018年2月8日以降に国内導入されたモデルを試乗した(一部を除く)。当日は、明るさもそこそこの早朝から夕方に至るまで車両撮影の挟んでの日程であり、いつものことであるが「猫の手も借りたい」ほどの慌ただしい試乗会になった。
具体的な試乗では、まずセダンモデルが、
メルセデスAMG E53 4MATIC+
アウディ A8 60 TFSIクワトロ
アウディ A4 45 TFSI クワトロスポーツ
キャディラック CTS
クロスオーバーモデルでは、
プジョー 5008 GT BlueHDi
DSオートモビルズ DS 7クロスバック グランシックBlueHDi
ランドローバー レンジローバー オートバイオグラフィー
アルファロメオ ステルビオ2.0 ターボQ4 スポーツパッケージ
BMW X4 M40i
ステーションワゴンが、
ボルボ V60 T5 インスクリプション
ミニ ジョン・クーパー・ワークス クラブマン
フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアントTSI ハイライン・テックエディション
5ドアハッチバックが
メルセデス・ベンツ A180スタイル
ルノー メガーヌR.S. EDC
そしてコンバーチブルが
ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ スパイダー
なお、これら15台の試乗記事はコンシューマー向け媒体の「MOTOR CARS」上で順次掲載していく。