JAF兵庫支部は1月20日、「シートベルト着用状況全国調査」の結果※1を公表した。この調査は、警察庁と合同で、10月19日(月)から11月13日(金)までの間に実施されたもの。
※1 調査結果の詳細(PDFファイル):https://jaf.or.jp/common/safety-drive/library/survey-report/2020-seatbelt
兵庫県では、後部座席(以下、後席)でのシートベルト着用率は、一般道路で34.7%と全国平均40.3%より5.6ポイント低く、また高速道路でも69.7%と全国平均75.8%より6.1ポイント低い結果となった。ただし前年調査結果と比較すると、一般道路で0.4ポイント(前年34.3%)、高速道路では7.4ポイント(前年62.3%)向上している。
また運転席の着用率は一般道路で98.5%、高速道路等で99.4%でしたが、こちらも全国平均(一般道路99.0%。高速道路99.7%)より、わずかながら低い結果となった。
2008年に後席でのシートベルト着用が義務化※2され10年以上経過しているが、依然として後席は他の座席と比べて着用率が低い状態が続いている。その中でも、一般道路で着用率の低さが際立ち、後席でのシートベルト着用の重要性が十分に認識されていないことを改めて示す結果となった。
※2 道路交通法では、全ての座席でシートベルト着用が義務付けられている。なお、高速道路(高速自動車国道又は自動車専用道路)での違反は、行政処分の基礎点数1点が付される。
■「シートベルトコンビンサー」の派遣
交通安全啓発活動の一環として、県内の企業・学校・団体等を対象にシートベルト着用で実際に衝突衝撃を体験できる「シートベルトコンビンサー」(模擬衝突体験車)を派遣する。
詳細:https://jaf.or.jp/common/area/2020/kansai/hyogo/local-news/0525-01