参考出品車「D-MAX」 BEV(参考出品車)
2025年に欧州へ先行導入、豪州・タイなど他エリアにも順次展開へ
いすゞ自動車は3月19日、タイのバンコクで来たる3月27日から4月2日まで開催される「BANGKOK INTERNATIONAL MOTOR SHOW 45th( バンコク国際モーターショー )」で参考出品車の1トン積みBEVピックアップトラック(いすゞ初)の「D-MAX」を世界初公開する。
いすゞは、ピックアップトラックが多様な用途でお客様に使われていることを念頭に、動力源の選択肢の一つとしてD-MAXのBEVの開発を進めてきた。同車は2025年にノルウェーをはじめとする欧州の一部から販売を開始。今後、英国や豪州・タイなど他のエリアについても、各国・地域のクルマの使われ方やインフラの整備状況などを踏まえて、地域と丁寧なコミュニケーションを行い、ニーズに応じて展開・拡大していく構え。
そんなD-MAXのBEVは、ピックアップトラックのタフな基本性能はそのままに、商用・乗用の幅広いニーズに対応できるよう開発。新開発のeアクスルをフロントとリアに搭載したフルタイム4WDシステムにより、高い悪路走破性およびBEV特有のリニアな加速感と、低騒音・低振動を両立させた。
また、既存のディーゼルエンジンモデルと同等の使い方もできるよう、高出力を発揮する電気モーターの採用や、堅牢なフレームとボディの設計により高い牽引能力を確保している。
いすゞグループでは、「世界のカーボンニュートラル(CN)社会の実現に向けて積極的に挑戦し、市場投入を見据えたCN車両の開発を強力に進めることで、人々の豊かな暮らしに貢献してまいります」と話している。
仕様/スペック(参考出品車)は以下の通り
駆動方式 :フルタイム4x4
バッテリー種類 :リチウムイオン電池
バッテリー容量 :66.9kWh
最高出力 :130kW
(フロントモーター 40kW/リアモーター 90kW)
最大トルク 325N.m
(フロントモーター 108 N.m /リアモーター 217N.m)
最高速度 :130km/h以上
最大積載量 :1,000kg
最大牽引能力 :3.5t
エクステリアデザイン スケッチ
フロントスケッチ
サイドスケッチ