リマニユニット車ロゴ
いすゞ自動車は10月13日、リマニ( Remanufacturing/リマニファクチャリング・再生産 )ユニットを活用した大型トラック〝GIGA Type-Re〟のメンテナンスリースの取り扱いを10月より開始した。( 坂上 賢治 )
この新たな取扱い製品の開始は、短期間・高稼働運行のリースアップ車に対し、再利用可能なエンジンやトランスミッション等を自社のリマニ技術によって新品同等に機能回復させた再生車両( リマニユニット車 )を再度メンテナンスリース商品として提供するもの。
なおリマニユニット車として機能回復させるにあたっては、車両のコンディションを把握するために、高度純正整備「PREISM」を活用。交換が必要な部品のデータを精緻に検出させるとしている。
いすゞは、2050年までに製品のライフサイクル全体で温室効果ガス(GHG)ゼロを目指すと共に、廃棄物・廃棄車両の再資源化率100%に向け、「循環経済」の実現のための活動を推進している。
そうした取り組みのなかで良質なリマニユニット車は、新車と異なり再利用する部品が多いため、資源の循環活用が可能となる他、CO2の排出量を削減させるなどカーボンニュートラル社会の実現に大いに貢献する( 例えば、新車時から25年間で100万キロメートル走行した大型トラック〝GIGA〟と、〝GIGA Type-Re〟との比較では、新車1台当たりのCO2排出量差で約76トンもの削減効果がある )ものとなる。
もちろん、いすゞ自らの手から送り出されるリマニユニット車であるので、新車同等の耐久性・信頼性を確保している。ゆえに新車と変わらない価値を提供出来るため、利用顧客の安心稼働を支えられる。
いすゞでは「今後も、環境に配慮した車両の提供を通じて〝運ぶ〟を支え、地球環境への負荷を最小限にする挑戦を続けていきます」と話している。
リマニの一例
( エンジン/Before )
( エンジン/After )
( トランスミッション/Before )
( トランスミッション/After )