いすゞ自動車は9月21日、大型路線バス「エルガハイブリッド」を一部改良し、同日より販売すると発表した。東京地区に於ける代表車型の価格(消費税10%込)は3368万7500円。
いすゞは、安全性の向上や、交通事故の撲滅といった社会課題の解決に向けた取り組みを進めていることから、今回の改良では、新たにモニターが運転者の脇見や居眠りを検知した際にシートのバイブレーターを作動させたり、異常な体調急変を自動検知した際、車両を徐々に減速・停止させる「自動検知式ドライバー異常時対応システム(EDSS/Emergency Driving Stop System)」、「オートライト」、「バックカメラ・モニター」を標準搭載した。
また、換気扇の吸気性能を高めると共に、排気用のエアアウトレットグリルを追加し、車内の換気能力を向上させ、ウイルス感染拡大防止に取り組んだ。
なお、エルガハイブリッドは、自動車の省エネ化と地球温暖化対策のさらなる推進のために策定された、2025年度を目標年度とする重量車(GVW3.5トン超、トラック・バス等)の新たな燃費基準値を達成している。
[東京地区希望小売価格](代表車型)
<車名・型式・仕様、エンジン・トランスミッション、乗車定員、価格(消費税抜き価格)>
– いすゞ・エルガハイブリッド 2SG-HL2ANBD-EWP 大型 路線 都市型、A05C-K1 191KW(260PS) 6速AMT、79人、33,687,500円(30,625,000円)