いすゞ自動車(以下「いすゞ」)は4月7日、南アフリカ共和国・カベハ市(旧ポートエリザベス市)のネルソンマンデラベイスタジアムにおいて、新型ピックアップトラック「D-MAX」を発表した。
現地での生産、販売は、いすゞモーターズサウスアフリカ (Isuzu Motors South Africa (Pty) Limited、以下(IMSAf)がおこなう。
IMSAfでは、PPV(Passenger Pickup Vehicle)である「MU-X」を21年12月より市場投入し、今回「D-MAX」を、南アフリカ国内で2022年5月より販売開始する。いすゞは、IMSAfを南アフリカ共和国、及びサブサハラ地域へのピックアップトラックの供給拠点として位置づけ、D-MAXを南アフリカ国内で販売するほか、サブサハラ地域34ヵ国に輸出していくとしている。
ネルソンマンデラベイスタジアムで行われた発表会には、南アフリカ共和国シリル・ラマポーザ大統領の他政府関係者、在南ア日本国政府関係者、販売店関係者をはじめ、約1,000人が出席した。
挨拶に立ったいすゞ自動車社長片山正則氏は、「今後も飛躍的な経済成長が見込まれている南アフリカ・サブサハラ地域において、IMSAfは当社にとっても、また皆様の豊かな生活のためにも、極めて重要な拠点であると認識しております。いすゞ自動車は今後もお客様のニーズに合った商品をお届けし続け、皆様と共に豊かな世界を創造していくことをお約束致します」と述べた。
いすゞは中期経営計画に基づき、タイ/南ア/インドの三つのLCV生産拠点から、世界約100ヵ国以上に輸出しており、今後も更なるグローバル展開を進めていくとしている。