神奈川県伊勢原市と日産自動車、神奈川日産自動車、日産サティオ湘南および日産プリンス神奈川販売の5者は、2月12日、電気自動車(EV)の蓄電機能に着目した「災害時における電気自動車からの電力供給の協力に関する協定」を締結した。
今回、日産の自治体・企業との災害連携協定は、全国で22件目。
伊勢原市では、今年度の日産リーフを公用車導入や、様々な団体や企業などとの連携を通じて、災害時の応急対策を強化、災害や危機事態に的確に対応できるまちづくりを進めている。
協定は、伊勢原市は災害時に備え、電気自動車(EV)を非常用電源として活用できる体制を構築。伊勢原市内の日産販売会社店舗は、電気自動車「日産リーフ」を無償貸与し、市民の生命及び身体の安全を守るというもの。
伊勢原市は、日本遺産「大山詣り」に代表される大山等、観光名所を有しており、年間多くの観光客が訪れている。
この連携協定を機に、今後伊勢原市は、、計画的な電気自動車(EV)や外部給電器の導入、及び市民の電気自動車(EV)を非常用電源として活用する体制の構築を検討し、観光地近くの避難所における非常用電源の確保を強化することで、市民だけではなく、観光客への安全・安心も確保し、災害に強い観光地を目指していくとしている。
[協定の概要]
・伊勢原市で災害を起因とする大規模停電が発生した際、または、停電発生の恐れのある場合において、神奈川日産自動車、日産サティオ湘南、日産プリンス神奈川販売は、電気自動車(EV)「日産リーフ」を無償貸与する。
・伊勢原市は日産自動車、神奈川日産自動車、日産サティオ湘南、日産プリンス神奈川販売の協力により電気自動車(EV)「日産リーフ」からの給電を行うことで、災害時においても継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、市民の生命及び身体の安全を守る。
・伊勢原市が、市民や事業者が所有する電気自動車等を非常用電源として貸し出す為の災害時協力登録車制度を構築した際には、日産自動車は、日産従業員の協力を促進する。