アディッシュプラスは4月28日、シェア型電動キックボードサービス「mobby」の新事業特例制度認定公道実証におけるカスタマーサポートを担当することを発表した。
この公道実証は、mobby rideが2021年4月27日より福岡県福岡市の中心部で実施するもの。特例措置により、ヘルメット着用が任意となる。
アディッシュプラスは、LINE/電話の即時対応可能なサポートチャネルを準備することで、利用者の利便性を向上させるとともに、カスタマーサポート利用者の声を活かした新しいルールづくり、そして電動キックボードの日本での更なる普及に寄与することを目指す。
電動キックボードのシェアリングサービスは、MaaS(Mobility as a Service)における「ラストワンマイル」の移動に適したモビリティ。2017年に米国でサービスが始まって以降、市場が拡大しており、全世界の市場規模は、2025年には400億ドルから500億ドルに達すると予測されている。
日本では、電動キックボードは道路交通法上、原動機付自転車に該当すると解されていることから、海外のように自転車専用レーンでの走行ができず、車道での走行が必要となるなど、手軽に利用することができない状況である。
今回の公道実証は新たなルールづくりに向けた実証であり、福岡市中央区全域をサービス対象エリアとし、指定の専用駐輪場間を自由に行き来できるシェアリングサービスが提供される。複数の特例措置を講じたことにより、福岡市内において「mobby」は普通自転車とほぼ同じ条件で公道走行が可能になる。