伊藤忠商事は、10月から、Via Mobility Japan(以下、Via Japan)を通じて、Via Transportation(以下、Via社)が提供するテクノロジーを活用したオンデマンド型乗合サービスを社員向けに導入する。
Via社は、1人の乗客を1つの目的地まで送り届ける配車サービスとは異なり、複数人の乗客を最適なルートで複数の目的地まで送り届けるオンデマンド型乗合サービスに特化したオンデマンド型乗合サービスを展開。
このVia社のテクノロジーは既に世界約80の都市、地方自治体、バス会社、タクシー会社、交通オペレーター、企業、大学等で導入され、日本でも森ビルが昨年8月から1年間の実証実験を行い、その有効性を実証している。
今回、伊藤忠商事は、日本交通の協力のもと、Via社のテクノロジーを活用し、東京本社勤務社員を対象に、勤務時間内の移動時にオンデマンド型乗合サービスを導入。社員の移動時間短縮による効率化やコストの削減をはかり、「働き方改革」の一環としてより高い生産性の実現を目指す。
伊藤忠商事は中期経営計画「Brand-new Deal 2020」において、商いの次世代化として、生活消費分野のバリューチェーンの価値向上や新技術を活用したビジネスモデルの進化を推進。
この取組を通じてコスト削減のみならず、国内外でのオンデマンド型乗合サービスの普及を支援し、伊藤忠商事の強みである生活消費関連分野(小売、物流、不動産等)との異業種融合型ビジネスをグループ一体となって創出していくとしている。
[実施概要]
– 名称:BlueVia(ブルー・ヴィア)
– 協力:Via社、Via Japan、日本交通株式会社
– 期間:2019年10月1日~2020年7月31日予定
– 場所:港区、その他
– 運行時間:平日9:00~19:00
– 対象:伊藤忠商事社員(東京本社勤務者のみ)
– 車両台数:10台予定
– 利用用途:業務利用に限る(個々の従業員の金銭的負担なし)