フォルクスワーゲン グループ ジャパンは4月6日、「Passat(パサート)」「Passat Variant(パサート ヴァリアント)」「Passat Alltrack(パサート オールトラック)」をマイナーチェンジし、同日より全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーで発売すると発表した。
新型「Passat」シリーズは、最新のフォルクスワーゲンデザインを導入し外観デザインを変更したことに加え、ガソリンエンジンを1.4TSIエンジンに代わり新たに1.5TSIエンジンを採用。また、2.0TDIエンジンには新たに7速DSGを採用するなどパワートレインを強化している。
また、同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”やLEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”といったフォルクスワーゲン初採用の最新の先進運転支援システムを全車標準設定。さらに常時コネクティッドの新世代インフォテイメントシステム“Discover Pro”を採用し、安全性・快適性・利便性の全方位にわたって進化を図っている。
「Passat」シリーズは、1973年の誕生以来、全世界で累計販売台数3,000万台を超えている。2015年に日本に導入された第8世代において次世代モジュールコンセプト“MQB”を採用。当時フォルクスワーゲンで初搭載となる歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキをはじめ、渋滞時追従支援システム、LEDヘッドライドなど先進運転支援装備や最新技術をいち早く採用、その後も日本市場初導入となったクリーンディーゼルモデルを追加導入するなど、上級セグメントモデルとしてフォルクスワーゲンラインアップを牽引する役割を担ってきた。
新型「Passat」シリーズの主なポイントは、次の通り。
・最新のフォルクスワーゲンデザインを導入し、一新されたフロント・リヤ周りのデザイン
新型「Passat」シリーズのデザインは、フロントとリヤバンパー、ラジエーターグリル、リヤの中央部分に移された「Passat」のロゴなど全てにおいて刷新された。インテリアでは、ダッシュパネルにこれまでのアナログ時計ではなく、バックライト付きの「Passat」ロゴを配置し、アンビエントライトのカラーはインフォテイメントシステムとデジタルメータークラスターと同色が反映されている。
・強化されたパワートレインラインアップ
新型「Passat」シリーズで採用したパワートレインは、ガソリンモデルとディーゼルモデルの2種類。ガソリンモデルは、従来の1.4 TSIエンジンに代わり、新たに1.5 TSIエンジンを採用。ディーゼルモデルでは従来の2.0 TDIエンジンに新たに7速DSGのトランスミッションを組み合わせた。新型「Passat Alltrack」では、ラフロードにも対応するオールラウンドな走行性能を目指し、フルタイム4輪駆動システム4MOTIONと長距離走行に適した2.0TDIエンジンを組み合わせている。
・最新の運転支援システムを全車標準設定
新型「Passat」シリーズでは、2つの運転支援システムをフォルクスワーゲン初採用している。同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”は、従来の渋滞時追従支援システム“Traffic Assist”をさらに進化させたシステムで、ドライバーがあらかじめ設定した車速内において前走車との車間及び走行レーンの維持をサポート。高速道路などの長距離移動において安全性の向上と疲労の軽減に寄与する。そして、LEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”は、フロントカメラで対向車や先行車を検知し、マトリックスモジュールに搭載されたLEDを個別に制御することで、最適な配光を可能としたシステム。これにより、安全性を向上させるだけでなく、ダイナミックターンインジケーターと合わさって、右左折時の被視認性向上にも寄与するという。
また、インフォテイメントシステムには常時コネクティッドの新世代インフォテイメントシステムを採用。オンラインサービス“We Connect”と合わせることで、最新の渋滞情報などを入手できることに加え、スマートフォンの専用アプリにて窓の閉め忘れや車両駐車位置などの車両情報を確認することができる。また、車両のドアの解錠・施錠もスマートフォン上で操作することも可能だ。
新型「Passat」は、新色のアクアマリンブルーメタリックを含む4色展開。また、新型「Passat Variant」は、R-Line専用色のラピスブルーメタリックを含む5色展開。そして、新型「Passat Alltrack」は、新色のアクアマリンブルーメタリックを含む5色展開。
全国希望小売価格は、¥4,299,000(税込)~¥6,049,000(同)となっている。