IDOMは7月28日、FMG、SBI Africa、及びIDOMの3社が、これまで各社で展開するアフリカ諸国における中古車輸出・金融事業について、さらなる事業の拡大に向け、事業提携締結したことを発表した。
アフリカ諸国は、長期的には大きな成長が期待されているマーケットである一方、多くの人々が、車のような高額な耐久消費財を保有することが難しい実態がある。
この事業提携では、IDOMが国内で中古車両を調達しSBI Africaへ販売、SBI Africaが車両を現地に輸出する。SBI Africaは輸出および通関機能を行うと同時に、IDOMが日本で調達した中古車を現地に持っていく際に発生する一連のキャッシュアウトをFMGに代わって担う。FMGは、SBI Africaから車両ファイナンスというかたちで提供を受けた、それら車両を現地の顧客に対してマイクロファイナンスを活用し提供する。
今回、車両の調達および輸出に伴う一時的なキャッシュアウトをSBI Africaが担うことによって、FMGは、IDOMの車両調達力を活用しながら、さらに多くの日本の良質な中古車両を現地顧客に届けることが可能となる。また、現地でドライバーの手にわたり利益をうみ出す、それら車両は、日本からアフリカに移動した資産(車両と資本)がアフリカで運用され日本に対して投資リターンを得ることにもなり、アフリカと日本の間に、これまでには存在しなかった経済の好循環を生み出すことにも繋がるとしている。