出光興産は11月27日、カーシェアリング事業「オートシェア 」に、キーロッカーを用いて鍵を受け渡しする新サービスを導入すると発表した。
サービスは、千葉県のフォーユーステーションユーカリが丘サービスステーション(以下、SS)(運営会社:ヤブサキ産業)でスタートし、今後、全国に順次拡大していく。
出光興産の「オートシェア」は、BIPROGY (ビプロジー)が提供するカーシェアリング向けシステムサービスの「smart oasis (スマート・オアシス)」を活用したもの。
具体的には、基本料金や距離料金、燃料費が不要で、使用時間分だけの料金(時間料金)で利用することができるシェアリングプラットフォーム(月額800円のスタンダードプラン有)である。
そもそも通常のカーシェアリングでは、鍵の貸し出しが貸出車両の車内で行われるが、同社は今回、SSに専用のキーロッカーを設置して、それを用いて鍵の受け渡しや返却ができるサービスを開始した。
これにより、自動車に加え、車体にキーボックスを装備できなかった二輪車やキックスケーターなど、多彩なモビリティをシェアリングの対象にできている。
また、SSでの電気自動車(以下:EV)の充電器用の鍵もキーロッカーで管理。スタッフを介さずにユーザーが予約から利用、決済までをワンストップで行えるようにして、利便性を向上させる。
出光は今後、順次キーロッカーによる鍵の管理を行う施設を拡大すると共に、シェアリングできるモビリティデバイスの種類を増やしていくとしている。
[キーロッカーサービスの概要]
– 導入店舗:フォーユーステーションユーカリが丘SS
– 住所:千葉県佐倉市西ユーカリが丘二丁目10番1
– 開始時期:2023年11月27日(月)
– 利用可能なモビリティおよびサービス:
・EV軽自動車:2台
・マイクロモビリティ(※):3台
・EV充電器:1基
※同社サービスで示すマイクロモビリティは以下車両を指している。日本初認定1台で電動バイクと自転車を切替えて使える二刀流バイク「GFR-02」(glafit製)。特定小型原付として登録可能な電動キックボード「ZERO9Lite(SWALLOW製)」、「KS6 PRO」(YADEA製)。
<利用の流れ>(モビリティ)
■利用開始
■利用終了