出光興産は1月17日、モビリティサービスに特化した専門店「apolloONE(アポロワン)」の新業態として、カーシェアステーション1号店の「apolloONE 広島大手町」(広島市中区大手町)を、同日開店したことを発表した。
同社では、〝スマートよろずや構想〟の施策の一環として、これまでに「洗車・コーティング専門店」をはじめ、「車販売・買取専門店」、「車検専門店」、「レンタカー専門店」と4業態のアポロワンを展開してきたが、今回、5業態目となる「カーシェアステーション」をオープン。これにより、アポロワンの総店舗数は11店となった。
アポロワンの洗車・コーティング専門店のイメージ。
昨今、循環型社会実現への動きや国土交通省が進めるMaaS(Mobility as a Service)の普及・拡大などを背景に、クルマの利用形態は、自家用車以外にもカーシェアリングやレンタカーなど、多様化。また、公共交通機関との接続をスムーズにし、ラストワンマイルの移動をサポートするマイクロモビリティが、利便性を向上させる移動手段として注目を集めている。
このような社会的変化に対応するため、出光は、「オートシェア」に於いて、クルマのシェアリングサービスに関する実証実験を2019年に開始。今回、この実証実験で得られた消費者のシェアリングサービスの利用傾向やクルマの無人貸し出しなどの知見を元に、アポロワン広島大手町を開店した。
同店舗は、エンジン車4台の取り扱いから開始するが、周辺に観光名所である平和記念公園をはじめ、大規模なビジネス街や商店街、さらには居住エリアもあり、多様な移動ニーズが想定される場所に位置していることから、今後は、地域住民や観光客のニーズに合わせて電気自動車(EV)や、電動キックスクーター等のマイクロモビリティなど、選択肢の拡充も検討し、手軽に移動手段を選択できる拠点を目指す。
なお、カーシェアステーションでは、従来の同社サービスステーションの「apollostation(アポロステーション)」とは異なり、クルマを所有していない人との新たな接点となることを目指していると云う。
<新店舗の概要>
– 店舗名:apolloONE 広島大手町
– 開店日時:2025年1月17日(金)12時
– 所在地:広島市中区大手町3丁目2番29号
– 提供車種:
・プレミアムクラス:SERENA(日産)
・ミドルクラス:ライズ(トヨタ)・ソリオ(スズキ)
・コンパクトクラス:N-BOX(ホンダ)
※料金については、オートシェアサービス のサイト を参照。
出光は、同社中期経営計画(2023~2025年度)で掲げる〝スマートよろずや構想〟」の下、アポロワンを2030年までに全国で約250店舗にまで拡大していくと共に、燃料の給油に留まらない幅広いサービスを提供することで、アポロステーションを地域の生活支援基地に変革し、利用客への提供価値である〝いろんな a!を、このまちに。〟を届けていくとしている。
[問い合わせ先]
オートシェア カスタマーサポート
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