Hyundai Motor Company( ヒョンデ )とヒルトングランドバケーションズ( HGV /Hilton Grand Vacations )は7月2日、国境を越えたZEV(Zero Emission Vehicle)の体験を提案し、潜在カスタマーの発掘に向けて協業していくことで基本合意した。
上記HGVは、タイムシェア業界のリーディングカンパニーとして知られ、米国フロリダ州オーランドを本拠に第一級の行楽地に於けるタイムシェア・リゾートの企画・開発・販売・運営を担う。
より具体的には、ヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブおよびヒルトンクラブを運営。現在700,000組を越えるクラブメンバーに向けて、厳選された質の高いリゾート交換プログラム、観光旅行、予約サービスを提供している。
今回、ヒョンデとHGVの両社は今回締結した基本合意を基に、「両社が提供するプレミアムな顧客体験の提案」、「新しいビジネスチャンスの模索」、「ハワイを始めとする観光地でのサステナブルツーリズムの強化」の3つの主要協業領域を選定。各領域で関連協業モデルの本格的展開を進めていく。
その知り組み内容は、Hyundai Mobility Japanが、今年の4月からハワイ・オアフ島の指定された場所でHyundai車を体験できる『Hyundai Mobility Passport』キャンペーンを実施。今回のHGVとの協業は、これをさらに強化する試みとして、今年の夏から『Hyundai Mobility Passport in Kona』プログラムに拡大展開させていく。
ハワイをプロモーションの舞台に選んだ理由は、伝統的な人気観光地でありながら、環境意識が高く、近年電気自動車の利用が増加していることから、今回の施策に最適であると判断したためという。
また同協業は、各地域に適した形でEV体験プログラムを相次いで展開していく予定としている。まずは日本の顧客向けプログラムとして開始。将来的にはEVの需要を考慮し、適切な地域での施策拡大を計画しているとした。
同発表で登壇したヒョンデは「Progress for Humanity(プログレスフォーヒューマニティ)」というブランドビジョンに基づき、新しいビジネスの取り組みに於いても「人」を中心に据えています。
更により豊かな生活にはモビリティの進歩が不可欠であると信じ、モビリティサービス全般に対してのサービスを提供するモビリティカンパニーとして進化し続けています」と述べた。
またHGVは、「弊社は、大切な人との絆を深め、人生を豊かに彩る「バケーションのある人生を提案しています。
毎年1週間を基本に沖縄やハワイ、アメリカを含む世界200カ所にある高級コンドミニアムスタイルのリゾートを所有し、暮らすように旅をする新しいバケーションスタイルを提供しています。
そうしたHyundaiとヒルトングランドバケーションズは、それぞれのブランドビジョンのもと、両社の強みを活かした新しいチャレンジに挑みます。
Hyundaiは持続可能なモビリティを先導する企業として、サステナブルなEV体験を広げることを目標とし、よりボーダーレスかつシームレスに提供できる方法を模索しています。
その中で、全世界の旅行客に新しいバケーションスタイルと優れた体験を提供し、業界を牽引する企業として環境に優しく、サステイナブルな旅を提案することを掲げているヒルトングランドバケーションズとブランドビジョンが共鳴し、手を組むことに至りました」と協業の意味を説明した。