SKY GROUPは4月1日、「Czinger Vehicles Inc(ジンガー・ビークル)」とアジア圏唯一の正規パートナー契約を締結したことを発表した。
同社は、ジンガー・ビークルのハイブリッド・ハイパーカー「21C」の生産枠を確保し、新車オーダーの受付を開始する。
ジンガー・ビークルは、カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点とするハイブリッドスポーツカーを製作するアメリカの自動車メーカーであり、2019年に起業家のケヴィン・ジンガーによって創立された。
同社から最初に発表された世界限定80台の少量生産ハイブリッド・ハイパーカー21Cは、AIと3Dプリンターを駆使してデザインされた人体のような有機的な形状の金属パーツによって構成される独創的なシャシーを持ち、乗員スペースは戦闘機のコクピットを思わせる縦方向にレイアウトされている。
前輪に配された2基のモーターと組み合わされるV8エンジンは最高回転数を11,000回転まで許容し、最高出力1250hp(オプションで1350hp)、0-100km/h加速は1.9秒、最高速度は405km/h以上を誇る。車重は1250kgに抑えられたことにより、パワーウェイトレシオは1:1。21Cに搭載されるV8ユニットは、カーボンリサイクル・メタノールを含む様々な燃料を使用できるように設計、モーターのみのゼロエミッション走行も可能(北米仕様)となっている。
21Cは2021年、ラグナセカ・レースウェイで従来のマクラーレン・セナの記録を塗り替え、市販車最速記録を樹立した。
また、21Cの製造時には、3Dプリンター製法によりアルミなどの金属廃棄物を大幅に減らすことにも成功し、自然環境保護や資源節減にも貢献しているハイパーカーとして、海外の富裕層から注目されている。
■Czinger 21C 車両情報
世界限定生産:80台
車両本体予定価格:2,050,000$
最高速度:405kph(253mph)
0-100kph 加速:1.9秒
パワーユニット:V8ツインターボエンジン(最高回転数 11,000rpm)+ハイブリッドシステム
最高出力:1,250hp@10,500rpm(1,350hp アップグレード仕様)