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2021年9月10日【CASE】

ファーウェイ、IAAモビリティ2021へ出展

NEXT MOBILITY編集部

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ファーウェイ・ジャパンは9月10日、ファーウェイが、IAA(Internationale Automobil-Ausstellung)モビリティでインテリジェントオートモーティブソリューションを発表したことを発表した。

 

「現在の自動車業界は、CASEモビリティ(コネクテッド、自動運転、シェア、電動)への転換の過渡期にあります。ICTはこのプロセスでますます重要な役割を果たすこととなり、業界から歓迎されています。」 ヨーロッパ地域ファーウェイインテリジェント・オートモーティブソリューション・ビジネスユニット(IAS BU)バイスプレジデントの唐鳴(タン・ミン)はこのように言及している。

 

「ファーウェイではICT分野において30年以上をかけて開発した確かな能力と経験を活かし、革新的なインテリジェントオートモーティブソリューション、およびコンポーネントを展開し、ヨーロッパのOEMが将来的に有効なインテリジェントカーを製造し、消費者にスマートで楽しく、高い信頼性の旅行体験を提供できるよう、サポートします。」

 

 

あらゆるシナリオと気象条件下でのインテリジェント・ドライビング経験

ファーウェイのフルスタック自動運転ソリューション(ADS)は、自家用車に自動運転機能を搭載している。このソリューションでは、一貫した通勤体験を保証し、個人ガレージからオフィスビルの駐車スペースまでの、駐車場から駐車場へのナビゲーションを実現する。

 

ファーウェイのADSは、最高のフルスタックアルゴリズム、高品質データレイク、強力コンピューティングセンター、および高度センサーを搭載。長期投資により完全な自動運転を実現し、インテリジェント・コネクテッドカーの開発を後押しすることを目指している。

 

 

 

 

 

HarmonyOS-オートモーティブを用いたインテリジェントコックピットが人、車、家をつなぐ

ファーウェイのインテリジェント・コックピットは、人、車載、家庭をシームレスに接続して、ユーザーが車内アプリを用いて容易にデバイスを操作できるようにする。例えば、ユーザーは音楽アプリや動画アプリを使用することで、車内空間を即座にモバイルオフィスやプライベート映画館、あるいはステレオ、スクリーン、カメラを備えたKTVボックスに変換できる。

 

また、ユーザーは車から家電製品をリモート制御できる。例えば、家に近づくと、音声アシスタントでホームモードを作動させ、実際に家に到着前にA/Cを最適温度に設定できる。

 

 

AR-HUDが超視野を実現し、常に安全な運転を保証

ファーウェイは光学技術分野のリーダーとして、革新的な光学空間ディスプレイ技術を導入し、車両に優れた視覚体験を提供する。ファーウェイのAR-HUDは、13°x 5°に達する視野角を提供し、同時に複数車線をカバー。AR-HUDは運転中に通常のフロントガラスを70インチのHDスクリーンに変換し、必要な運転情報を表示する。そのため、ドライバーは道路から目を離さずに、例えば7.5メートルの距離内で計器やナビゲーション等の重要情報を取得できる。

 

また、ファーウェイのAR-HUDは、ドライバーの注意力向上と安全性向上にも役立ち、悪天候下で運転を行う際は、AR-HUDがセンサーとARを用いて情報を表示し、肉眼では見逃してしまう恐れのある歩行者、車両、障害物について、重要な注意喚起を提示する。

 

 

 

 

ファーウェイのAR-HUDは、最大100ピクセル/度(PPD)の解像度のフルHDディスプレイも提供する。これにより、ユーザーは車内で没入型のゲームや動画体験を楽しむことができる。また、独自の光学設計を導入しており、ゴースト防止と画面揺れの解消を実現するだけでなく、コンパクトなユニット設計を保証。10L AR-HUDはさまざまなモデルに適応できるため、より多くの消費者が超視野での安全運転を享受することができる。

 

インテリジェント・コネクテッドカーは、インテリジェントな世界を推進するエンジンとなった。インテリジェントカーは、ARおよびVRの活用、音声および画像認識、クラウドコンピューティング、センサー、コンピューティングプラットフォーム、高解像度地図など、ほぼすべての次世代の高度技術を統合することが期待されている。

 

ファーウェイは、インテリジェント・コネクテッドカー向け新コンポーネントのサプライヤーだ。同社ではICTにフォーカスすることで、OEMがより優れた車両を製造し、すべての車両にデジタル化をもたらすサポートができるよう、取り組んでいるとしている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。