本田技研工業(ホンダ)の航空機事業子会社であるホンダエアクラフトカンパニー(Honda Aircraft Company/以下、HACI)は、2月23日(本社のある米国ノースカロライナ州現地時間)に、「HondaJet(ホンダジェット)」の2021年暦年(1月~12月)のデリバリー数が37機となり、小型ジェット機カテゴリーに於いて、5年連続で世界第1位(※)を達成したと発表した。
HACIは、2021年に最新型「HondaJet Elite S(ホンダジェットエリートS)」を発表し、航空専門誌であるAIN(Aviation International News)より「トップフライト賞」を受賞した他、次世代のビジネスジェットコンセプトとして「HondaJet 2600 Concept(ホンダジェット2600コンセプト)」を発表、12月には200機目をデリバリーした。また、今年に入ってからも、1月にグローバルでのホンダジェットの総飛行時間10万時間以上を記録するなど、数多くのマイルストーンを達成している。
更にアフターサービスに関しても、高水準のサービスと技術者の専門性が評価され、米国連邦航空局(FAA)が実施する「ウィリアム(ビル)オブライエン航空メンテナンス技術者賞プログラム(William(Bill)O’Brien Aviation Maintenance Technician Awards program)」で、最高レベルの「ダイヤモンドレベルAMT賞(Diamond level AMT employer award)」を受賞、航空機の信頼指数である出発信頼度(Dispatch Reliability)でも業界をリードしていると云う。
一方、グローバル展開に於いては、14か国目となるタイでの型式証明を取得し、運用を開始。現在は北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、日本、およびロシアで販売され、世界中で200機以上が運用されている。
※ General Aviation Manufacturers Association(GAMA)調べ。
ホンダエアクラフトカンパニーの藤野社長は、5年連続の首位獲得について、以下のようにコメントしている。
「2021年に於いても、多くのお客様にHondaJetを選んで頂いたことをとても嬉しく思います。5年連続でデリバリー数No.1という結果は、HondaJetの革新技術や性能の高さに加えて、お客様に提供するサービスの質や、航空業界のリーダーとしての高い信頼性が評価された結果です。今後も多くのお客様にHondaJetをお届けしたいと思います」。
[会社概要]
– 会社名:ホンダエアクラフトカンパニー(Honda Aircraft Company,LLC)
– 設立:2006年8月
– 出資形態:American Honda Motor Co., Inc. 100%出資
– 代表者:取締役社長 藤野 道格
– 所在地:米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市