本田技研工業（ホンダ）は７月２１日、今年9月に日本発売予定の新型「CIVIC TYPE R（シビック タイプアール）」を、オンライン・ワールドプレミアで世界初公開し、エクステリアやインテリアのデザインを披露すると共に、ダイナミクス性能の進化点について公表した。
［新型シビック・タイプRの概要］
＜グランドコンセプト＞
速さと走る喜びを極めたピュアスポーツ性能を目指し、先代シビック・タイプRのコンセプトである「Ultimate SPORT（ウルティメイト・スポーツ2.0）」をさらに進化、スポーツモデルの本質的価値である「速さ」と、官能に響く「ドライビングプレジャー」を両立。
＜デザイン等＞
現行シビックをベースに、タイプRとしての走行性能を高めるため、さらにローアンドワイドなパッケージを追求すると共に、高い車速域でもドライバーに情報がダイレクトに伝わるよう、広い水平視野角を確保。
・エクステリア
ボディーと一体のワイドフェンダーをサイドパネルから流れるような造形とし、リアへの空気の流れをコントロールすることで空力性能を向上。ボディカラーに、タイプR象徴色「チャンピオンシップホワイト」に加え、新色「ソニックグレー・パール」を追加。
・インテリア
シート＆フロアカーペットには、ドアを開けた瞬間に気持ちが高ぶるような赤を、運転に集中できるようパネル周りをブラック基調としたインテリア。
多面体3D形状＆摩擦係数の高いスエード調表皮とすることで、コーナリングや急な加減速時などの高G状態での身体の滑りを低減し、サーキットでの限界走行時でも安心して身体を委ねられるフロントシート。通常表示に加え、上部にエンジン回転数やレブインジケーター、ギアポジション等を、下部に、任意の車両情報の表示が可能なマルチインフォメーションディスプレーを配置するなど、スポーツ走行時に必要な情報の視認性を重視した他、感覚的な認識が可能な点灯式レブインジケーター採用のタイプR専用の“＋Rモード”が加えられたメーターなど、圧倒的な速さと美しさを兼ね備えたデザインを目指した。
＜ダイナミクス＞
圧倒的な速さの追求に加え、ドライビングのあらゆるフィーリングを磨き上げ、FF最速を目指す「Fastest（ファステスト）」、痛快なドライビングフィールで運転を夢中にさせる「Addicted Feel（アディクテッド フィール）」、優れた高速安定性と信頼感に満ちた「Secure Feel（セキュア フィール）」を追求。
・Fastest
これまでのタイプRを上回るパフォーマンスを得るため、より高出力・高レスポンスの実現を極限まで追求、磨きを掛けたタイプR専用の“2.0L VTEC TURBOエンジン”を搭載。
・Addicted Feel
速さの追求だけでなく、運転に夢中になれるよう、意のままに操ることを目指したハンドリングやスロットルワークによるドライバビリティーに加えて、6速MTの操作感とレブマッチシステムを進化させることで、痛快なドライビングフィールを追求。
・Secure Feel
洗練されたデザインとさらなる空力進化を追及し、前後バランスの良いダウンフォースの発生と、空気抵抗の低減を両立。さらに、軽量＆高剛性のボディーにより、高速走行時の高い安定性を実現。また、クルマの機械的な運動情報や自分自身の運転操作による車両の挙動等を、リアルタイムに知ることができる“Honda LogR（ホンダ ログアール）”を活用、ドライビングスキル向上や走行映像のシェアといったドライビングプレジャーを提供。
■（ホンダ）新型シビック・タイプR 特設サイト：https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/new/
■（YouTube）新型シビック・タイプR ワールドプレミア（アーカイブ映像）：https://youtu.be/PnkdgZHJDBo