CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary
ホンダは11月23日、EICMA 2021(ミラノショー)に出展するヨーロッパ向け2022年モデルの二輪車ラインアップを発表した。
・2022年モデルのCBR1000RR-R FIREBLADE/CBR1000RR-R FIREBLADE SPおよび発売30周年を記念したCBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary を公開
・アドベンチャーモデルのスタイルとシティースクーターの洗練さを融合したニューモデルADV350を公開
・快適性と多用途性を備えたNT1100を初公開
・Hornetコンセプトを3Dプロジェクションマッピングで初公開
・人気モデルSH125iおよびSH150iにシャープでスポーティーなニューカラーを2パターン追加
・X-ADV・Forza 125・Forza 350・CB650R・CBR650R・CMX500 Rebel・CMX1100 Rebel・Gold Wing・Gold Wing Tourに新色を追加
ADV350
NT1100
Hornetコンセプト
■CBR1000RR-R FIREBLADE/CBR1000RR-R FIREBLADE SP/CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary
2022年モデルの「CBR1000RR-R FIREBLADE/CBR1000RR-R FIREBLADE SP」および記念モデルの「CBR1000RR-R FIREBLADE SP30th Anniversary」を公開する。
30周年記念モデルは、1992年の初代モデル「CBR900RR」の誕生以来30年に渡るチャレンジを記念して、初代モデルのカラーリングをモチーフとした。
2022モデルは、160kW/14,500rpmの最高出力を持つ直列4気筒エンジンの中速域の出力特性を変更。ドリブンスプロケットの丁数を3丁増やし43丁とした。さらに、「Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)」は、HRCのテストライダーからのフィードバックをもとに、制御の熟成を図った。
また、CBR1000RR-R FIREBLADEに採用するNissin製フロントブレーキキャリパーのピストンに新素材に特殊表面加工を施すことで、サーキット走行における高負荷時の操作性向上に寄与。さらにCBR1000RR-R FIREBLADE SPにはÖhlins(オーリンズ)製の電子制御式サスペンションおよびBrembo(ブレンボ)製のブレーキパーツを引き続き採用。またクイックシフターの制御も今回新たに最適化している。
CBR1000RR-R FIREBLADE
CBR1000RR-R FIREBLADE SP
■ADV350
アドベンチャーモデルのスタイルとシティースクーターの洗練さを融合した「X-ADV」に続き、ミッドサイズ・スクーター市場に「ADV350」を投入。ADV350は、洗練されたスクーターのルックスにタフなADVスタイルを併せ持ち、舗装路から荒れた路面まで軽快な走りを提供するという。
シート下には、フルフェイス・ヘルメットを2個収納可能で、グローブボックス内にはUSBソケットを装備。「Honda SMART Key システム」を採用するなど実用性を考慮する。スクリーンの高さは調整可能で、LCDメーターには「Honda Smartphone Voice Control system(HSVCS)」が搭載されている。
エンジンは、330ccのSOHC 4バルブの低燃費「eSP+」を搭載。Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)を標準装備。フレームには、高剛性と靭性を併せ持つスチール製チューブタイプを採用。足まわりは、路面追従性に優れたフロントフォーク、リモートリザーバーリアショックを備え、十分な最低地上高を確保している。ホイールは、前15インチ/後14インチの軽量タイプにブロックパターンのチューブレスタイヤを組み合わせる。
カラーリングは、スパングルシルバーメタリック/マットカーボニウムグレーメタリック/マットカーネリアンレッドメタリックの3色を設定した。
■NT1100
2021年10月の欧州発表に続き、今回ショーイベントで初披露となる「NT1100」は、軽快なスポーツモデルと快適なツアラーモデルの融合を図り、新たなオンロード・ツーリングモデルの市場を創造するという。
5段階に高さ調整可能なウインドスクリーンに加え、ライダー前方の左右上下のウィンドディフレクターが、ライダーへの走行風をやわらげるなど快適性を追求。
6.5インチのタッチパネル式TFTフルカラー液晶の表示はカスタマイズ可能で、Apple CarPlay®/Android Auto®にも対応している。
NT1100のスチール製セミダブルクレードルフレームは、シャープな操縦性を実現。フロントサスペンションにはShowa製の倒立式フロントフォークを、リアにはシングルリアショックを採用した。フロントの310mmブレーキディスクには4ピストンのラジアルマウントキャリパーを組み合わせて採用。タイヤは、前120/70-17、リア180/55-17サイズを装着。エンジンは、定評のある水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ直列2気筒を搭載。最高出力74kW/最大トルク104Nmを発揮し、吸気およびエキゾーストはよりスムーズな加速力と魅力的な排気サウンドを重視している。Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)は3段階の設定とし、後輪スリップ制御とウイリー挙動緩和制御を採用した。
カラーリングは、マットイリジウムグレーメタリック、パールグレアホワイト、グラファイトブラックの3色が設定されている。
■The Hornet(Hornetコンセプト)
Hornetは、欧州を中心に1998年に初めて公開されて以来、力強く、コンパクトで扱いやすいパフォーマンスに加え、卓越した操作性と最先端のストリートファイタースタイルで人気を集めているという。新たなHornetコンセプトの方向性のプレビューをEICMAで初公開する。
EICMA 2021に出展した下記モデルは、日本での販売を予定している。
・CBR1000RR-R FIREBLADE/CBR1000RR-R FIREBLADE SP/
CBR1000RR-R FIREBLADE SP 30th Anniversary
・NT1100
なおEICMAには、新しいモデルとアップグレードされたモデルに加えて、おなじみの機種の新しいカラーラインアップも展示される。
■SH125i/SH150i
現行のパールナイトスターブラック、タイムレスグレーメタリック、パールスプレンダーレッドの3色に、新たにコンテンポラリースポーツをアピールしたマットパールクールホワイトとマットロックグレーの2カラーを追加した。
■X-ADV
– 2022年ニューカラー
マットバリスティックブラックメタリック/マットイリジウムグレーメタリック/ハーヴェストベージュ
■Forza 125/Forza 350
– Forza 125 2022年ニューカラー
パールファルコングレー/マットブラックグレーメタリック/マットパールパシフィックブルー
– Forza 350 2022年ニューカラー
マットカーネリアンレッドメタリック
■CB650R/CBR650R
– CB650R 2022年ニューカラー
ソードシルバーメタリック
CBR650Rのマットガンパウダーブラックメタリックとグランプリレッドは、グラフィック処理が変更されている。
■CMX500 Rebel/CMX1100 Rebel
– CMX500 2022年ニューカラー
パールオーガニックグリーン
– CMX1100 2022年ニューカラー
パールスタリオンブラウン
■Gold Wing/Gold Wing Tour
– Gold Wing 2022年ニューカラー
マットジーンズブルーメタリック
– Gold Wing Tour 2022年ニューカラー
グリントウェーブブルーメタリック/パールグレアホワイト