ホンダは3月12日、軽自動車のオープンスポーツモデル「S660」を、来年3月を以て生産終了すると発表した。これに併せて、専用のカスタマイズパーツ(※)を量産過程で装着・販売するコンプリートカーブランド「Modulo X(モデューロ エックス)」シリーズのコンプリートモデル「S660 Modulo X」に、特別仕様車「Version Z」を新たに設定し、同日から発売する。全国メーカー希望小売価格(税込)は、315万400円。
S660は、本田技術研究所設立50周年を記念した商品企画提案をきっかけに、あらゆる場面で心が昂る本格スポーツカーを追求し、ホンダらしい「走る喜び」の実現を目指して開発されたミッドシップレイアウトの2シーター・オープンスポーツモデル。2015年4月に販売が開始され、2018年7月にはチューニングを施したコンプリートモデルとしてS660 Modulo Xが発売された。
以来、ホンダは、S660とS660 Modulo Xを、両車累計で3万台以上を販売してきたが、来年3月を以て生産終了する。最後の特別仕様車となる「S660 Modulo X Version Z」は、特別色としてソニックグレー・パールを設定した他、特別感を演出するインテリアの加飾アイテムを装備し、所有する喜びを向上させた。
※ パーツは、Honda純正アクセサリーメーカーのホンダアクセスが開発。
ホンダでは、S660の生産終了に向け、全国のオーナーと共に、ホームページ上で、つくり・繋がるコンテンツ「#WELOVES660」を実施。S660との動画や写真をSNSで募集し、それらを繋ぎ合わせたスペシャルムービーの公開を予定、またオーナー・開発者・製造者のエピソードやメッセージを、「S660 History」としてホームページとFacebookにて順次紹介する。
「#WELOVES660」「S660 History」とS660 FacebookアカウントのURL
・「#WELOVES660」:https://www.honda.co.jp/S660/WELOVES660/
・「S660 History」:https://www.honda.co.jp/S660/history/
・ S660 Facebookアカウント:https://www.facebook.com/S660.official
[S660 Modulo X Version Zの主な特長]
S660 Modulo Xの装備に、特別仕様車として下記変更や追加装備が施されている。
<エクステリア>
・特別色として、ソニックグレー・パールを設定。
・エンブレムをブラッククローム調へ変更(Hマーク<フロント・リア>+車名エンブレム+専用リアエンブレム)。
・専用アクティブスポイラー(ガーニーフラップ付)をブラック塗装へ変更。
・アルミホイールの塗装をステルスブラックへ変更。
<インテリア>
【追加装備】
・インテリアパネル メーターバイザーパネル部(カーボン調)。
・インテリアパネル 助手席エアアウトレットパネル部(カーボン調)。
・インテリアパネル センターコンソールパネル部(カーボン調)。
・ドアライニングパネル(ラックス スェード<ブラック>×合皮製<ボルドーレッド>×グレーステッチ)。
・専用シートセンターバッグ(Modulo Xロゴ付)。
・専用Version Zロゴ入りアルミ製コンソールプレート。
[全国メーカー希望小売価格]
<タイプ、エンジン、トランスミッション、駆動、消費税 10%込み>
– S660 Modulo X “Version Z”、660cc DOHCエンジン、6MT、MR、3,150,400円
・S660専用スカイサウンド インターナビが装着できる「ナビ装着用スペシャルパッケージ」を標準装備。ナビゲーション本体および取付アタッチメントなどは含まれない。
・価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録などに伴う費用は含まれない。
・自動車リサイクル法の施行によりリサイクル料金が別途必要。リサイクル料金は、リサイクル預託金(シュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類のリサイクル等に必要な費用、情報管理料金)および資金管理料金の合計金額。
・Modulo Xは持ち込み検査が必要。
[その他仕様]
<ボディーカラー(全2色)>
・ソニックグレー・パール(Version Z特別色)
・プレミアムスターホワイト・パール
<インテリアカラー(1色)>
・ボルドーレッド×ブラック
<メーカーオプション>
・センターディスプレー(internavi POCKET連携対応)
■(ホンダ)S660 Modulo X Version Z:https://www.honda.co.jp/S660/versionz/