PCX(キャンディラスターレッド)
Hondaは12月8日、スタイリッシュな外観と環境性能に優れたエンジンなどで好評を得ているスクーター「PCX」シリーズをフルモデルチェンジすることを発表した。新型「PCX」「PCX160」「PCX e:HEV(イーエイチイーブイ)」の3モデルを、2021年1月28日(木)に発売する。
PCXは、軽快なハンドリングと日常での取り回しやすさを追求した新設計フレームに、出力向上とさらなる低燃費を実現した、新設計の水冷・4ストローク・4バルブ・124cc単気筒エンジン「eSP+(イーエスピープラス)」※1を搭載。前後輪ディスクブレーキにフロントのみ作動する1チャンネルABS※2を標準装備するとともに、スリップしやすい路面での安心感に寄与する、Honda セレクタブル トルク コントロール※3を新たに採用するなど、上質な走りと優れた環境性を高次元で両立させた原付二種スクーター。さらに、日常での使い勝手により配慮し、容量拡大を図ったラゲッジボックスの採用や、携帯端末の充電などに便利な「USBソケット」(表裏問わず挿入可能なTYPE-Cコネクタ)を標準装備するなど、使い勝手の良い装備をより充実させている。
※1 環境対応型コミューター用エンジン“eSP”に付加価値技術を採用することで、高い環境性能だけでなく、出力の向上と、フリクションの低減を実現し、高出力と優れた環境性能を併せ持つ新世代環境対応型コミューター用エンジンの総称。eSP: enhanced(強化された) Smart(洗練された、精密で高感度な) Power(動力、エンジン)の略
※2 ABSはライダーのブレーキ操作を補助するシステム。ABSを装備していない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、無理な運転までは対応できない。ABS作動時は、キックバック(揺り戻し)によってシステム作動を知らせる。
※3 Honda セレクタブル トルク コントロールはスリップをなくすためのシステムではない。あくまでもライダーのアクセル操作を補助するシステム。したがって、Honda セレクタブル トルク コントロールを装備していない車両と同様に無理な運転までは対応できない。
PCX160(ポセイドンブラックメタリック)
PCX160は、PCXをベースに、エンジン排気量を156ccへ拡大することで、より力強く、快適な走行性能を実現した軽二輪スクーター。市街地の走行から、高速道路を経由した通勤や郊外へのツーリングまで、幅広い走行シチュエーションで余裕と充実の走りを提供する。
PCX e:HEVは、PCXをベースに、高出力型リチウムイオンバッテリーをエネルギー源として、エンジンの始動や発電を担っているACGスターター(モーター)に駆動アシストの機能を追加させた、ハイブリッドシステムを採用する原付二種スクーター。出力向上を図った新設計エンジン「eSP+」にモーターによるアシストを組み合わせることで、低回転域でのトルク向上を図り、機敏なスロットルレスポンスや高い動力性能を、静粛性を保ちながら実現している。
PCX e:HEV(パールジャスミンホワイト)
■販売計画台数(国内・年間)
PCX :18,000台
PCX160 :4,500台
PCX e:HEV:1,500台
■メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
PCX :357,500円(消費税抜き本体価格325,000円)
PCX160 :407,000円(消費税抜き本体価格370,000円)
PCX e:HEV:448,800円(消費税抜き本体価格408,000円)
* 価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれていない