ホンダは8月6日、取り巻く市場環境の変化や多様化する顧客ニーズに対応するため、10月から中古車に関する3つの取り組みを順次展開し、国内中古車事業を刷新すると発表した。
この取り組みにより、信頼性の高い中古車が、豊富な在庫の中からより安心して購入できるようになると云う。
1.認定中古車制度の刷新
11月から、認定中古車の基準を厳格化するとともに、『Honda認定中古車ユーセレクト(U-Select)』ブランドを新たに立ち上げる。
認定中古車ユーセレクトは、ホンダ車であること、修復歴(※1)がないこと、第三者機関による車両状態証明書が発行されていることの3つの条件を満たした中古車に限定。
さらに、ユーセレクトの認定条件に加え、年式、走行距離といったさらに厳しい条件を満たす中古車(※2)をユーセレクト・プレミアム(U-Select Premium)とする。
2.チャネル名称と店舗デザインの変更
認定中古車制度の刷新に伴い、中古車販売チャネル名称である「オートテラス」を「ホンダカーズ・ユーセレクト(Honda Cars・U-Select)」に変更。
これに伴い、店舗イメージカラーを、従来の緑からホンダカーズと同じ白を基調としたものに統一。店舗デザインの切り替えは、2020年3月末までに完了させる予定。
3.システム導入による中古車事業のネットワーク化
従来、ホンダカーズ個社ごとに管理されていた中古車情報を、システムによりネットワーク化することで、ホンダカーズ間のデータ連携を強化。
具体的には、中古車購入時に、全国ホンダカーズの中古車在庫からの車両選択を可能にする(※3)など、全国のホンダカーズネットワークを活用した中古車事業を展開する。
※1:修復歴車は日本自動車査定協会が定義する車輌の骨格部位に損傷があるもの又は修復されているものを指す。
※2:年式5年未満、走行距離5万キロ未満の車両。
※3:2020年夏から開始予定。