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2024年4月25日【新型車】

ホンダ、VEZELをマイナーモデルチェンジして発売

坂上 賢治

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VEZEL e:HEV X HuNTパッケージ

 

本田技研工業は4月25日、コンパクトSUV「VEZEL(ヴェゼル)」を2021年4月のフルモデルチェン以来のジマイナーモデルチェンジ施し4月26日に発売する。販売計画台数(月間)は5,000台。価格は2,648,800円〜3,776,300円。( 坂上 賢治 )

 

今回のマイナーモデルチェンジでは、「EXPAND YOUR LIFE」( エクスパンド ユア ライフ / 人生を広げよう )をグランドコンセプトに設定。多様な生活シーンのなかで気軽に一歩を踏み出す切っ掛けになって欲しい、という想いを込めたという。

 

 

エクステリアは、フロントグリルとフロントバンパーのデザインやリアコンビネーションランプを変更、インテリアは前席2段センターコンソールを設定するなど、内外装を見直した。またベースグレードのe:HEV Xにアウトドアテイストを追加した「HuNT( ハント )パッケージ」も新たに設定。

 

更に従来グレードとして設定されていたe:HEV PLaYを、e:HEV ZのPLaYパッケージとして新たに設定したことでAWDとパノラマルーフの選択が可能となった。

 

 

VEZELの主な特長は以下の通り

 

デザイン/グレード
2021年のフルモデルチェンジから表現されてきたシンプルでクリーンなキャラクターを継承しながら、クラスを超えた存在感あるエクステリアを目指し、フロントグリル、フロントバンパーの形状を変更した。

 

また、リアコンビネーションランプをオールLED化する共に水平基調の2段のグラフィックに統一することで、フロントからボディー横、そしてリアに至るまで360°水平基調のキャラクターラインを際立たせた。

 

 

インテリアデザインは、前席のセンターコンソールを左右対称に変更することで、運転席、助手席双方が同じように使え、上段も下段も両席からアクセスし易いい形状とした。

 

グレードは、ガソリンモデルのG、e:HEV X、e:HEV Zに加え、「e:HEV X HuNTパッケージ」「e:HEV Z PLaYパッケージ」の2パッケージを新たに設定した。

 

e:HEV X HuNTパッケージ:都市も自然もアクティブに楽しむパッケージ

エクステリアには、ルーフレールの採用に加え、専用アルミホイールやカッパー・メタリック塗装のフォグライトガーニッシュなどを専用装備とした。インテリアは、プライムスムース×ファブリックにカーキ&ネイビーの専用カラーのコンビシートとし、ファブリックの素材には撥水・撥油機能のあるFABTECT(ファブテクト)※2を採用している。

 

e:HEV Z PLaYパッケージ:洗練の中に遊び心と個性が光る都会的なコーディネートを持つパッケージ

従来のe:HEV PLaY同様に2トーンカラーを採用。フロントグリルに配置したトリコロールのアクセントの配色を変更した他、ドアロアーガーニッシュはアクセントを効かせたブルーに変更することで、個性や遊び心を表現。

 

内装は、従来のe:HEV PLaYで好評のグレージュの色味を継承しながら、ピンストライプ/ステッチにライトブルーを効かせ、都会的で先進感のある爽やかなコーディネートとした。

 

 

シャシー性能
e:HEVモデルにおいては、ダッシュボード、ルーフ、フロアの各遮音材と防音材の厚み、配置を最適化することで、エンジン始動音やロードノイズを低減させ静粛性をより高め、更に上質で快適な移動空間を実現した。またe:HEVモデルのFF車は、ダンパー減衰力をより緻密に見直すことで、フラットで無駄のない動きを追求し、より快適な乗り心地を目指した。

 

パワートレイン
ハイブリッドモデルは、日常シーンのほとんどをモーターで走行し、低燃費で滑らかな走りを実現する2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載。低速域でアクセルを踏み込んだ瞬間からEV感のある力強くスムーズな走り出しと、気持ち良く伸びる加速感を提供する。

 

今回のマイナーモデルチェンジでは、エネルギーマネージメント制御を見直すことで、エンジン始動回数、停止頻度を大幅に低減するとともに、アクセルレスポンスを向上させた。

 

 

ガソリンモデルは、1.5L DOHC i-VTECエンジンを採用。低速域から高速域まで力強いパフォーマンスを発揮し、日常のさまざまなシーンでゆとりある走りを楽しむことができるようにした。

 

また、常に四輪に最適な駆動力配分を行い、高いコントロール性と安心感を提供する「リアルタイムAWD」を全タイプに設定。普段の運転から、雨、雪、アイスバーンなど、様々な滑りやすい路面状況に於いても、高い運動性能を発揮。滑りやすい路面でのトラクションコントロールのブレーキ介入タイミングを見直すことで、より安心感のある発進・加速を追求した。

 

 

安心・安全性能
安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全タイプに標準装備。従来の、衝突軽減ブレーキ<CMBS>、路外逸脱抑制機能、渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール<ACC>、車線維持支援システム<LKAS>の機能向上に加え、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、急アクセル抑制機能※5、アダプティブドライビングビームの機能を追加した。

 

1 )衝突軽減ブレーキ<CMBS>
2 )誤発進抑制機能
3 )後方誤発進抑制機能
4 )近距離衝突軽減ブレーキ
5 )歩行者事故低減ステアリング
6 )路外逸脱抑制機能
7 )渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール<ACC>
8 )車線維持支援システム<LKAS>
9 )トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
10 )先行車発進お知らせ機能
11 )標識認識機能
12 )オートハイビーム
13 )パーキングセンサーシステム
14 )急アクセル抑制機能
15 )アダプティブドライビングビーム
16 )ブラインドスポットインフォメーション
17 )後退出庫サポート

 

 

全国メーカー希望小売価格

タイプ:e:HEV X
乗車定員:5名
エンジン:1.5L DOHC i-VTEC +2モーターハイブリッド
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:FF
消費税10%込み:2,888,600円

 

タイプ:e:HEV X
乗車定員:5名
エンジン:1.5L DOHC i-VTEC +2モーターハイブリッド
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:4WD
消費税10%込み:3,108,600円

 

タイプ:e:HEV X HuNTパッケージ
乗車定員:5名
エンジン:1.5L DOHC i-VTEC +2モーターハイブリッド
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:FF
消費税10%込み:2,998,600円

 

タイプ:e:HEV X HuNTパッケージ
乗車定員:5名
エンジン:1.5L DOHC i-VTEC +2モーターハイブリッド
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:4WD
消費税10%込み:3,218,600円

 

タイプ:e:HEV Z
乗車定員:5名
エンジン:1.5L DOHC i-VTEC +2モーターハイブリッド
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:FF
消費税10%込み:3,198,800円

 

タイプ:e:HEV Z
乗車定員:5名
エンジン:1.5L DOHC i-VTEC +2モーターハイブリッド
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:4WD
消費税10%込み:3,418,800円

 

タイプ:e:HEV Z PLaYパッケージ
乗車定員:5名
エンジン:1.5L DOHC i-VTEC +2モーターハイブリッド
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:FF
消費税10%込み:3,556,300円

 

タイプ:e:HEV Z PLaYパッケージ
乗車定員:5名
エンジン:1.5L DOHC i-VTEC +2モーターハイブリッド
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:4WD
消費税10%込み:3,776,300円

 

タイプ:G
乗車定員:5名
エンジン:1.5L DOHC i-VTEC
トランスミッション:無段変速オートマチック(トルクコンバーター付)+パドルシフト
駆動方式:4WD
消費税10%込み:2,648,800円

・価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録などに伴う費用は含まれない
・価格はメーカー希望小売価格(消費税10%込み)で参考価格。販売価格は販売会社が独自に定める。
・自動車リサイクル法の施行によりリサイクル料金が別途必要。リサイクル料金は、リサイクル預託金(シュレッダーダスト、エアバッグ類、フロン類のリサイクル等に必要な費用、情報管理料金)および資金管理料金の合計金額となる。

 

ボディーカラー
新色として、シーベットブルー・パールを設定。更にVEZELとして新たに採用されたスレートグレー・パールとボタニカルグリーン・パールの2色を含む全7色の展開とした。2トーンカラーはe:HEV Z PLaYパッケージ専用で設定している。

 

G/e:HEV X/e:HEV Z(全7色)
プラチナホワイト・パール★1
プレミアムサンライトホワイト・パール★2
スレートグレー・パール(VEZEL新色)★1
クリスタルブラック・パール
プレミアムクリスタルレッド・メタリック★2
シーベッドブルー・パール※7(Honda新色)★1
ボタニカルグリーン・パール(VEZEL新色)★1

 

e:HEV X HuNTパッケージ
プラチナホワイト・パール★1
スレートグレー・パール★1
クリスタルブラック・パール
シーベッドブルー・パール★1
ボタニカルグリーン・パール★1

 

e:HEV Z PLaYパッケージ(2トーンカラー)
プレミアムサンライトホワイト・パール&ブラック★3
スレートグレー・パール&ブラック★4
ボタニカルグリーン・パール&ブラック★4
クリスタルブラック・パール&シルバー
シーベッドブルー・パール&シルバー★4

 

★1 38,500円(消費税抜き 35,000円)高
★2 60,500円(消費税抜き 55,000円)高
★3 49,500円(消費税抜き 45,000円)高
★4 27,500円(消費税抜き 25,000円)高

 

VEZEL製品サイト:https://www.honda.co.jp/VEZEL/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。