本田技研工業(ホンダ)は9月21日、2024年春に発売を予定している新型(11代目)「ACCORD (アコード)」の情報を、同日、公式ホームページで先行公開した。なお、12月には、発売に先駆けて先行予約が開始される予定。
[新型アコード概要]
1.グランドコンセプトは、「Driven by My ACCORD(ドリブン・バイ・マイ・アコード) ~相棒アコードとより高みへ~」
・アコードは、1976年に初代が登場して以降、時代に先駆けた技術や価値を取り入れながら社会と共に進化し、グローバルモデルへと成長。11代目となる新型アコードは、初代から一貫して持ち続けてきた「人と時代に調和したクルマ」の思想を踏襲しながら、ホンダの最新の安全技術や先進装備を搭載し、ユーザーがこのクルマと共により高みを目指せるようなモデルを目指した。
2.デザイン
・エクステリアは、ロー&ワイドなプロポーションを踏襲し、力強いノーズと伸びやかで流麗なフォルムを採用。フルLED化を採用した薄型フロントヘッドライトと、横一文字のリアコンビネーションランプで、ワイドな印象を強調した。
・インテリアは、水平基調のデザインや統一感のあるコーディネートを採用。手に触れやすい部分にはソフト素材を使用して上質な仕上げを行っているほか、インパネラインやドアライン等に7色マルチカラーのアンビエントライトも標準装備するなど、くつろげる室内空間を提供する。
3.パワートレーン
・2.0L直噴アトキンソンサイクルエンジンと高出力モーターを採用した新開発2モーター内蔵電気式CVTを搭載。最大トルクを大きく向上させながらも優れた静粛性を実現し、e:HEV(イー・エイチ・イー・ブイ)の走りに磨きをかけた。
4.HMI(Human Machine Interface:ヒューマン・マシーン・インターフェイス)
・12.3インチの「Honda CONNECT(ホンダ・コネクト)ディスプレー」、10.2インチフルグラフィックのバイザレス液晶メーター、さらに11.5インチ相当の大型ヘッドアップディスプレーを採用し、使いやすさと見やすさを向上させたインターフェースを提供。また、1つのダイヤルで複数の機能の操作ができる「エクスペリエンスセレクションダイヤル」を国内のホンダ車として初めて採用。エアコンの温度設定から、オーディオソース、照明などの車内機能を、ユーザーごとに一括設定できる。
5.コネクテッドサービス
・国内のホンダ車として初採用となる車載向けコネクテッドサービス「Googleビルトイン」を搭載し、Googleアシスタント、Googleマップ、Google Playなどが車内で使用できるように。また、メーターパネルにGoogleマップを表示することも可能。
6.Honda SENSING 360(ホンダ・センシング・サンロクマル)
・約100°の有効水平画角を持つフロントセンサーカメラに加え、フロントレーダーと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを装備することで360°センシングを実現した、最新の全方位安全運転支援システム「Honda SENSING 360」を日本向けとして初搭載。新システムには、従来のホンダ・センシングの機能に、前方交差車両警報、車線変更時衝突抑制機能、車線変更支援機能も追加されている。
・2025年には、ドライバーの異常や周辺の環境を的確に検知し事故のリスクを減らすことで、ドライバーの運転負荷をさらに軽減させることを目指す「Honda SENSING 360」の次世代技術(ハンズオフ機能追加など)の搭載も予定。