本田技研工業(ホンダ)は11月16日、12月に発表・来春発売予定の新型SUV「WR-V(ダブリューアールブイ)」に関する情報を、公式ホームページ内の特設サイト で先行公開した。価格は200万円台前半からを予定していると云う。
1.モデル名
車名の「WR-V」は、「Winsome Runabout Vehicle(ウィンサム・ランナバウト・ビークル)」の頭文字の組合わせからきており、“Winsome”には、「楽しさ」や「快活さ」の意味が。このクルマと生き生きとした毎日を楽しんで欲しいという想いが込められていると云う。
2.グランドコンセプト
グランドコンセプト「VERSATILE FREESTYLER(バーサタイル・フリースタイラー)」を掲げ、既成概念や固定観念にとらわれず、より自由な発想で自分らしい生き方を表現する人々の想いに寄り添うクルマを目指して開発。“VERSATILE”には、多様なライフスタイルやニーズに適応させられるといった意味が、また“FREESTYLER”には、様々な制約を乗り越え、自由に自分らしいスタイルで生きることが表現されていると云う。
3.パッケージング
運転席は、高いアイポイントによる見晴らしのよい視界と、セダンライクな運転姿勢を両立。また、高さや形状を徹底的に突き詰めたフロントフードやスクエアな視界により、車両の感覚をつかみやすくするなど、運転のしやすさを追求。
後席は、ドアライニングの下部や前席シートバックの形状を工夫することで、ゆとりのある乗り降りがしやすい足元空間になっており、また荷室については、壁面をフラットに近い形状とし、床下収納を設けるなどで、クラストップレベル(※)の大容量を実現。多様なニーズに応えられる広々とした室内空間になっている。
※コンパクトSUVクラスに於いて。2023年11月現在。ホンダ調べ。
4.デザイン
デザインコンセプトは、「MASCULINE & CONFIDENT(マスキュリン・アンド・コンフィデント=自信あふれる逞しさ」。エクステリアでは、高く配置したベルトラインと厚みのあるボディー造形を組合せて安心と信頼が感じられる力強さを、インテリアに於いては、シンプルな水平基調のデザインに、スイッチ類を中央配置することで運転しやすい空間を目指しているとのこと。
また、1Lサイズのペットボトルが入るドアポケットや、スマートフォンが収納できるアームレストポケットなどを配置。優れた使い勝手を追求すると共に、人が触れるパーツに柔らかな素材を使用するなど、人に寄り添うことを目指していると云う。