ホンダは、上級ミニバン「ODYSSEY(オデッセイ)」をマイナーモデルチェンジし、11月6日に発売すると、11月5日発表した。
オデッセイは、ホンダ独自の超低床プラットフォームによる3列のゆとりある空間と風格のあるスタイリング、また2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」※1による優れた燃費性能と、上質で力強い走行性などが特徴。
今回のマイナーモデルチェンジでは、エクステリアデザインを刷新するとともに、インテリアの質感向上や、コンビメーターパネル内の高精細フルカラー液晶パネルを大型化するなどの改良を加えた。また、ジェスチャーコントロール・パワースライドドア※2や、予約ロック※3搭載による使い勝手の向上、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」※4に後方誤発進抑制機能を追加するなど、乗る人すべてがより安心、より快適に「豊かな時間」を過ごせるよう商品の魅力を高めた。
※1e:HEV(イーエイチイーブイ)は、電動化コア技術である高効率・低燃費な2モーターハイブリッドシステムのグローバル統一呼称。“e:”には「electric(電気)をenergy(原動力)にして、みんなの笑顔と元気を力強くenergize(活気づける)していく」という意味が込められている
※2日本国内で初(2020年11月時点ホンダ調べ)。パワースライドドアにあるセンサー部分が光っているときにジェスチャー操作を行うと、車両に触れずにパワースライドドアの開閉が可能
※3ホンダとして初。(2020年11月時点ホンダ調べ)。あらかじめ施錠操作をすることでパワースライドドア等を閉めた後、自動で施錠する機能
※4Honda SENSINGの各機能の能力(認識能力・制御能力)には限界があるため、各機能の能力を過信せず、つねに周囲の状況に気をつけ、安全運転を行う必要がある
Honda SENSING:https://www.honda.co.jp/hondasensing/
主な変更点
■エクステリアデザインの大幅刷新
風格あるスタイリングはそのままに、厚みのあるフードと押し出し感のある大型グリルへの変更と、薄型のヘッドライトを採用することで、より力強さを感じるフロントフェイスへと進化。
リアには、ソリッドで立体的なリアコンビライトを採用し、メッキ加飾を施すことで、よりワイドでシャープなフォルムが際立つようなデザインとした。
また、前後のウインカーには、車両の内側から外側に向かって流れるように点灯するシーケンシャルターンシグナルランプを標準装備し、先進的なイメージと優れた被視認性を両立した。
■インテリアデザインの質感向上と進化
上品な質感の加飾パネルを視界に入りやすい上部に、また触り心地の良いソフトパッドを手の触れやすい位置へと配置するなど、インストルメントパネルのデザインを変更。
コンビメーターパネルは、高精細フルカラー液晶パネルを3.5インチから7インチへと変更しました。アナログスピードメーターとの組み合わせにより、多彩な情報をわかりやすく表示するとともに十分な視認性が保たれている。
また、運転席側の収納式ドリンクホルダー追加や、リッド付きのインパネアッパーボックスを新たに設定するなど、室内収納がより使いやすくなった。
■快適装備/機能の追加
・ジェスチャーコントロール・パワースライドドア
ドアノブに触れることなく流れる光に手をかざすことで、パワースライドドアの開閉が可能となるジェスチャーコントロール・パワースライドドアを日本国内で初めて採用し、標準装備としました。光の演出とジェスチャー操作による新たな体験を提供する。
・予約ロック
パワースライドドアが閉まり切るのを待たずに、ドアクローズ後の施錠が可能となる予約ロックをホンダとして初めて採用し、標準装備とした。その場に待機することなく、離れた位置からのロック確認を可能とし、日常の使い勝手を向上させた。
・ハンズフリーアクセスパワーテールゲート
リアバンパーの下に足先を出し入れするだけでテールゲートの開閉が可能なハンズフリーアクセスパワーテールゲートをEXタイプに装備。開閉途中のテールゲートの保持や、開く高さの設定変更もスイッチ操作により可能となる。また、さまざまなキックモーションに対応できるように感知センサーの検知条件等を見直し、パワーテールゲートの使い勝手をさらに向上させた。
・サイドリフトアップシート/助手席リフトアップシート
新たにアブソルートに設定。簡単なリモコン操作でシートが車外の低い位置まで下降し、乗車・降車をサポートする。
■Honda SENSINGに後方誤発進抑制機能を追加
後方に障害物があるにもかかわらずアクセルペダルを踏みこんだ場合、パワーシステムを抑制することで急発進を防止する後方誤発進抑制機能を新たに追加。