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2019年8月6日【経済・社会】

ホンダジェット、中国での型式証明を取得

NEXT MOBILITY編集部

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ホンダの航空機事業子会社であるホンダ・エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company / 以下、HACI)は、HondaJetの最新型である「ホンダジェット・エリート(HondaJet Elite)」の中国における型式証明を現地時間の8月5日に取得した。

 

型式証明は、中国における管轄官庁である中国民用航空局(Civil Aviation Administration of China)が定める強度、性能、安全性、機能および信頼性などに関する厳格な基準をホンダジェットが満たしていることを証明するもの。

 

ホンダジェット・エリートは、昨年5月の発表後、米国、欧州、メキシコ、ブラジル、インド、日本、およびカナダで型式証明を取得しており、今回新たに中国における型式証明が加わった。

ホンダ+ホンダジェット・ロゴ

ホンダジェット・エリートは、ホンダ独自の主翼上面エンジン配置に加え、エンジンの新ノイズ低減インレット構造、最新のアビオニクスシステムや安全性制御技術などを採用した先進の小型ビジネスジェット機で、クラス最高水準(※1)の最高速度、最大運用高度、航続距離、燃費性能、広い客室および大容量の荷物室を実現。

 

小型ビジネスジェット機カテゴリーにおいて、2017年と2018年の2年連続でデリバリー数世界No.1(※2)を達成し、現在130機以上のホンダジェットが世界中で運用されている。

 

 

HondaJet Elite

HondaJet Elite

 

 

HACIは、2017年10月から広州白雲国際空港に拠点を置くディーラー「HondaJet China」を通じて、中国におけるホンダジェットの受注を行っており、すでに複数の受注があると云う。

 

今回の型式証明取得を受けHACIは、2019年内のデリバリーを開始する予定だ。

 

 

 

 

HACIの藤野道格社長は、以下のように話している。

 

「この度、中国の型式証明を取得できたことを、とてもうれしく思います。中国は、我々が最も期待する市場の一つであり、ホンダジェットへの関心も年々高まってきています。クラス最高の性能を誇るホンダジェットは、中国国内およびアジア主要都市をつなぐ効率的な移動手段になると考えています。今後、より身近にビジネスジェットが利用できるようになり、ホンダジェットで新しいライフスタイルを創造して、新価値を生み出すモビリティー社会の実現に挑戦していきます」。

 

また、HondaJet Chinaの銭誠社長は、以下のように話している。

 

「ホンダジェットに対する中国のお客様の期待は非常に高く、今回の型式証明の取得をとても喜んでいます。中国のビジネスジェット機市場は、今まさに大きく成長しようとしている段階にあります。中国においてもこの革新的なビジネスジェット機ホンダジェットで、多くのお客様に便利で素晴らしいライフスタイルをご提供できるよう、努力を続けてまいります」。

 

 

※1:Honda調べ。
※2:General Aviation Manufacturers Association(GAMA)調べ。

 

 

[HACI概要]

 

– 商号:ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company,LLC)
– 設立:2006年8月
– 出資形態:American Honda Motor Co., Inc. 100%出資
– 代表者:社長 藤野 道格(ふじの みちまさ)
– 所在地:米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。