ホンダのインドにおける二輪車生産・販売現地法人であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッドは、6月12日(水)11時30分(現地時間)、世界初となるタンブル流強化技術を搭載した新型スクーター「Activa125(アクティバ125)」を発表した。
タンブル流とは、シリンダー内に発生する縦渦状の空気の流れのことで、燃料効率を向上するなどの効果を生み出すもの。
今回、同社はこのタンブル流を強化する新技術をインド市場におけるホンダ二輪事業の根幹となるモデルActiva125に搭載。
これは、2020年以降にインドで生産される二輪車に適応される排出ガス新規制「BS6(バーラトステージ6)」に対応するためのもの。
より具体的な技術としては、まず従来から同社が採用する次世代小型スクーター用環境エンジン「eSP」をインドモデルで初めて採用。
そのエンジンをベースとし、吸気ポートに鋳造一体で隔壁を設けて二層構造とし、ポート内の逆流現象を利用することにより、新たな部品を追加することなくタンブル流を生み出す技術を世界で初めて開発、同モデルに採用した。
これにより、同モデルは燃焼効率が向上。また、独自の電子制御式燃料噴射システムPGM-FIやアイドリングストップシステムなどとの組み合わせで、燃費性能が約10%向上している。
発売は現地2019年7月の予定だ。