ホンダは11月6日、コンパクトカー「FIT(フィット)」が、2020〜2021日本自動車殿堂 カーオブザイヤーを受賞したと発表した。
今回の受賞にあたっては、ホンダFITの「新世代向け高効率・低燃費2モーターハイブリッドシステム「e:HE」を搭載」、「実用性と安全性に優れたパッケージング」、「シンプルで快適な先進の安全運転支援システム」などの点が評価された。
本年2月に発売したFITは、歴代FITが築き上げた優れた性能や、コンパクトカーとは思えない圧倒的な室内空間・ユーティリティーの高さなど、高い機能性は継承しつつ、よりユーザーが満足できるクルマへと生まれ変わることを目指して開発。クルマでの移動においてもリラックスや癒しを求めているという潜在的なニーズにたどり着き、そのニーズに応える「心地よさ」を新たな提供価値として掲げ、ホンダならではの独創的な技術を織り込むことにより、具現化したものという。
また今回、EV(電気自動車)の「ホンダe(ホンダ イー)」が、同じく2020〜2021日本自動車殿堂で、部門賞「カーテクノロジーオブザイヤー」を受賞している。
ホンダeの受賞理由には、「近未来の都市型コミューターシステム」、「人とクルマの先進のヒューマン・マシン・インターフェイス」、「操作性に優れたリアモーター・リアドライブシステム」が挙げられている。
さらに、ホンダのF1マシンとして1965年メキシコグランプリで初優勝を果たした「RA272」が、2020日本自動車殿堂 歴史遺産車に選定されたこともあわせて発表された。