デザイン、走りにさらに磨きをかけた「人の生活に寄り添う」クルマ
本田技研工業は10月7日に、コンパクトカー「FIT( フィット ) 」のマイナーモデルチェンジモデルを発売すると前日10月6日に発表した。( 坂上 賢治 )
現行の4代目フィットは2020年2月の発売。「人の生活に寄り添う」という考えに基づく日常での使い勝手の良さを打ち出して発売された。
今回のマイナーモデルチェンジでは、シンプルなBASIC(ベーシック)・快適性を付加したHOME(ホーム)・上質さを加えたLUXE(リュクス)・アクティブイメージのCROSSTAR(クロスター)の4グレード毎の訴求感を際立たせるよう変更したと同時に、新たに新グレードの「RS(アールエス)」を新設定し5グレードとなった。
その他の特に大きな改良点としては、同社が2モーターハイブリッドシステムとして統一呼称としている「e:HEV(イーエイチイーブイ)」でモーターの最高出力を最高出力を10kW(14ps)プラスとなる90kW(123ps)へ高めてアクセルの応答性を向上させた。
新設されたRSは走りの質に拘ったモデルとしてスポーティーさを強調
新設されたRSは走りの質に拘ったモデルとなっており、専用のフロントグリル、フロントバンパー、サイドシルガーニッシュ、リアバンパー、リアスポイラー、アルミホイールの採用でスポーティーさを強調。
走りでは、荒れた路面で車体の揺れを抑えるため、性能を高めた専用サスペンションを採用。ドライバーの操作とクルマの挙動が気持ち良く繫がる爽快感を打ち出したとしている。
RSにはイーエイチイーブイ搭載モデルとは別にガソリンエンジン搭載モデルも設定されるが、こちらの発売は11月10日になる模様。そのガソリンモデルには、全タイプに新1.5L DOHC i-VTECエンジンを採用した。
安心・安全領域に於ける装備では、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全タイプに標準装備。従来の機能に加えてトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、急アクセル抑制機能が新たに設定された。
ブラインドスポットインフォメーション、後退出庫サポートも新たに追加しタイプ別設定としている(助手席が回転して乗り降りをサポートする助手席回転シート車、運転補助装置のHonda・テックマチックシステム車、Honda・フランツシステムの設定もある)。
マイナーチェンジを果たした新型フィットの全国メーカー希望小売価格は、消費税10%込みで^BASIC FF車の1,592,800円からe:HEV LUXE 4WD車の2,664,200円の9タイプ17種の価格となっている。なお現段階で発売予定のe:HEV RSのFF車は2,346,300円。
FIT製品サイトURL:https://www.honda.co.jp/Fit/
福祉車両サイトURL:https://www.honda.co.jp/welfare/