本田技研工業は11月30日、同社が2020年10月30日に発売した新型電気自動車「Honda e」が、「JIDAデザインミュージアムセレクションVol.22」(主催:公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会)において、「ゴールドセレクション賞」を受賞したことを発表した。
「JIDAデザインミュージアムセレクション」は、「美しく豊かな生活を目指して」をテーマに、インダストリアルデザインが社会に寄与する質の高い製品を選定し表彰するとともに、その製品を収集・保管して次世代に伝え、教育・産業・生活へ文化的貢献を行うことを目的とするもの。「Honda e」が受賞した「ゴールドセレクション賞」は、選定審査会によって選出されるもので、時代を反映し特に優れたデザインに対して与えられる。「Honda e」は、2020年3月に受賞した「レッド・ドット・デザイン賞」に続くデザイン賞の受賞となり、日本、そして世界においてそのデザインが評価される結果となった。
「現在、欧州を中心に各自動車メーカーから電気自動車が発表されているが、過剰なキャラクターを持つデザインが多く見られる中、Honda eは、シンプルかつ愛嬌を感じさせるスタイリングとなっている。インテリアには、5枚のスクリーンをインストルメントパネルに搭載し、多くの情報が得られる一方、メーター表示類はシンプルにまとめている点も考えられている。EV時代の先駆けとなるデザインである。」と審査委員の濱田 秀之氏は評価した。
同社は、Honda eのデザインにフィーチャーしたコンテンツを特設Webサイトに公開した。デザインカテゴリーにおいて、Honda eの何が評価され、コンセプトを具現化する裏側にはどんな取り組みや想いがあったのか。新しく変わろうとしているこれからの時代の価値観や、それにフィットするクルマとはどんなものなのか。2020年11月7日(土)に、Hondaウエルカムプラザ青山で開催されたトークベントでは、インテリアデザイナーの川合将人氏をゲストに迎え、Honda eデザイナー達が語る。
■Honda e デザイン特設サイト
https://www.honda.co.jp/design/hondae_event2020/