本田技研工業(ホンダ)の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、11月11日(現地時間10日)、来年初に発売を予定している北米向け新型「ACCORD(アコード)」を発表した。
新型アコードは、日本を含めたグローバルでの販売を予定。地域によって装備や仕様などが異なるため、詳細は地域毎に発表される。
北米に於いて11代目となる新型アコードは、流麗で洗練された全く新しいスタイリング、上質な処理・仕上げが施された統一感のあるインテリア、そして、より進化した2モーター式2.0Lハイブリッドシステムと1.5L直列4気筒DOHC直噴ターボエンジンの2種類のパワートレーンを用意。
最上位グレードに、車内で使用する様々な機能がシームレスに操作可能となる車載向けコネクテッドサービス「Google built-in(グーグル ビルトイン)」を同社として初採用する他、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の機能も刷新するなど、スムーズで上質なドライビングダイナミクスに加え、最新のコネクティビティ―や安全運転支援技術を搭載する新世代のミッドサイズセダンとして開発。
北米向けモデルについては、ハイブリッドを含め、全て米国・オハイオ州メアリズビル工場で生産されると云う。
[主な特長]
<スタイリング>
・長くすっきりとしたボディラインに、シャープなグリルとブラックアウト化させたLEDヘッドライトが力強いフロントエンドを表現。
・全長に対して後ろ寄りに配置されたキャビンと傾斜したリアピラーにより、のびやかで動きのあるスリークなシルエットを表現。
・従来モデルよりも2.8インチ(約70mm)伸びた全長とシャープなキャラクターラインが躍動感を演出。リアのトレッドも0.4インチ(約10mm)広くしたことで、幅広で安定感のあるスタイリングを表現。
<インテリア>
・クラストップレベルの乗員空間を実現(ホンダ調べ)。
・開放的なキャビン、ノイズの少ない優れた前方視界を実現。
<インターフェース&コネクティビティ>
・独自の表示機能を持つ10.2インチのデジタルメーター・パネルを標準装備。
・ハイブリッド車には、ホンダ史上最大の12.3インチのタッチスクリーンを設け、最上位モデルには最新のアプリやサービスを搭載した「Google built-in 」をホンダとして初搭載。ナビゲーション、交通情報のアップデート、音声操作によるエアコンの温度設定などが可能。
・OSやアプリなどのソフトウェアのOTA(Over the Air)による更新が可能。
<パワートレーン>
・駆動用モーターと発電用モーターを搭載するより進化した「2モーター式ハイブリッドシステム」と、新型2.0L直噴エンジンの2種類のパワートレーンを用意。
・ハイブリッド車には、走りのカスタマイズを可能にするIndividual(インディビジュアル)モードを新たに設定。
・1.5Lターボエンジン用の無段変速機(CVT)の騒音や振動を低減させると共に、CVT制御をリファイン。
<先進安全運転支援>
・新たに視野角90度のカメラと視野角120度の広角レーダーを採用した「Honda SENSING」を標準装備。車両や歩行者だけでなく自動車や二輪車や、白線や縁石などの道路境界線、また道路標識などの認識能力が向上した他、アコード初搭載の「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」も追加され、衝突防止性能も向上。
■(アメリカン・ホンダモーター)2023 Honda Accord(英語):https://automobiles.honda.com/future-cars/2023-accord-sedan