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2024年8月16日【新型車】

ホンダ、アキュラの次世代EVコンセプトを世界初公開

坂上 賢治

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本田技研工業傘下のアメリカン・ホンダモーターは8月15日(米カリフォルニア州トーランス発)、Acuraブランドの次世代EVモデルの方向性を示すコンセプトモデル「Acura Performance EV Concept(アキュラ・パフォーマンス・イーブイ・コンセプト)」を世界初公開した。

このAcura Performance EV Conceptは、プレミアムパフォーマンスブランドであるAcuraの、次世代EVモデルの方向性を示すモデルとして、米国カリフォルニア州のアキュラデザインスタジオで開発された。

 

 

そのフロントデザインは、アグレッシブかつラグジュアリーな大型スーパーヨットを彷彿とさせるもの。そこにクーペのようなシルエットを持たせ、深く彫り込まれた形状のサイドパネルーと流れる力強いプロポーションとしている。

 

リアは、デッキリッドや左右に伸びるテールライト、大きなリアディフューザーを備え、2代目NSXへのオマージュとして造形を見せている。のまた、この陰影のあるシルエットを強調するべく、塗料にはセミマット調の「ムーンリットホワイトパール」で仕上げた。

 

 

ホンダは、Acura Performance EV ConceptをベースとしたAcuraのSUVタイプのEVモデルを開発し、2025年末から米国オハイオ州のメアリズビル四輪車工場で生産され、同EVは、Hondaが独自に開発した次世代EVプラットフォームを採用する最初のモデルであると共に、Hondaが北米におけるEV生産のハブ拠点と位置付け現在生産設備の改修を進めている、メアリズビル四輪車生産工場で生産する最初のEVモデルとなる。

 

 

新たな新世代EVの発表にあたり、アメリカン・ホンダモーターでAcuraデザイン・エグゼクティブを務めるデイブ・マレック氏は、「Acura Performance EV Conceptは、次世代のEVプラットフォームによって可能となるデザインの自由度を最大限に活用し、Acuraのデザインの可能性をさらに広げます。

 

これまでのコンセプトモデルと同様、Acura Performance EV Conceptから多くのデザインテーマが生まれ、今後のAcuraモデルに採用されていきます」と述べている。

 

 

なおこのAcura Performance EV Conceptは、米国カリフォルニア州で行われている、ビンテージカーからレースカーまで様々なクルマの集まる祭典、Monterey Car Week(モントレー・カー・ウィーク)のイベント「The Quail(ザ・クエイル)」(現地時間8月16日)および「Pebble Beach Concours d’Elegance(ぺブルビーチ・コンクール・デレガンス)」(現地時間8月18日)にて展示される。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。