ホンダモビリティソリューションズ(HMS/Honda Mobility Solutions)は1月18日、スポーツ型電動アシスト自転車(e-Bike)のサブスクリプションサービス「EveryGo e-Bike (エブリゴー・イーバイク)」を、同日より1都3県で開始した。
ちなみに同社は、モビリティサービスの企画立案から運営を担う企業として2020年2月に設立された。その事業範囲は広く、今回のe-Bike事業の他、事業用二輪車のサブスクリプション事業。「EveryGo」ブランドのカーシェア事業。自動運転タクシーサービス事業。二輪向けの交換式バッテリー事業と事業拡大基調が進んでいる。
そんな同社では、今年5月より同サービスのトライアルを「e-Bikeサブスク<β版>」として実施してきたのだが、今回、正式サービスとして開始すると共に改称。今後、利用者の幅広いニーズに応えられるよう、国内外の自転車メーカと連携し、ラインアップの拡充を図っていくとしている。
また、今回の正式事業化に併せて、「Hondaのお仕事用バイクサブスク」の名称を「EveryGo デリバリー 」に変更(2月予定)し、「EveryGo」に統一。これまでのバイクでのフードデリバリーに加え、今後も増大が見込まれるECでの買い物による宅配便の需要増や配達員不足を解決するべく、車種の拡大も視野に、サービスの拡充を検討していく。
EveryGo e-Bikeについて
本体価格10~40万円台のハイエンドe-Bikeを、気になるコストは月額9,900円(税込み)から23,100円という価格帯で月単位(最短 1 か月から月単位で利用可)で提供されるサブスクリプションサービス。
従って、どちらかといえば長期契約で長く使うというより、短期契約でひとまずe-Bikeの走りを確かめたい層に向いたサービスと言えるだろう。但し、「気に入ったら購入」できる点を前提にすると、現段階では車種ラインナップの若干の狭さが気になるところだ。
なお商品の選択肢では、街乗りに最適なミニベロ(小径車)から本格的な山道走行が楽しめるマウンテンバイクまでは一応、用意されており利用シーンに応じた車両の選択がどうにか可能となっている。
また、申し込みはホームページ上の手続きのみで完結する。車両は、希望日に自宅まで届けて貰える他、先の通りで車両が気に入った場合には、返却せずにそのまま購入することもできる。
<サービス概要>
– 特長:
・最短1か月から月単位で利用可能。
・利用料金には、保険(傷害・個人賠償保険)費用・コールセンターのサポート費用が含まれるため、万が一の際にも安心。
・気に入った車両は返却せずにそのまま購入可能。
– 車両配送対象エリア:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県(※離島を除く)
– 利用方法:
専用申込ページ より、会員登録(クレジットカード、本人確認書類が必要)・予約手続きを実施。配送日時を調整し、自宅にて車両受け取り・返却。
※申込には、レンタルモール「カウリル」の会員登録が必要。
※本人確認書類は日本国内発行の運転免許証、マイナンバーカードのいずれかの提出が必要。
– 対象車種:6車種より展開開始。
– 支払い方法:クレジットカードのみ。
– 利用料金:
初回手数料5,000円(税込)+月額利用料金(9,900 円(税込)/15,950 円(税込)/23,100 円(税込)の3グレードから選択可能)
※月額利用料金には、「傷害・個人賠償保険料」、「防犯登録費」が含まれる。
※返却時に返却手数料が別途必要(利用車両をそのまま購入する場合は不要)
※土曜日または17:00~20:00の受け取りを希望する場合には、3,000円の追加料金が必要。日祝日・同社指定の連休期間は配送不可。
<車種別の月額利用料金>
(2024年1月18日時点)
具体的なサービス概要や商品ライン等は下記URLリンクからダウンロード可能なPDFを確認にされたい。
【別表1】EveryGo e-Bike サービス概要
【別表2】EveryGo e-Bike 車種ラインアップ
【別表3】EveryGoサービスラインアップ一覧