トヨタファイナンス(以下、TFC)、住友三井オートサービス(以下、SMAS)、日野自動車(以下、日野)の3社は、9月28日、商用車領域における新会社MOBILOTS(モビロッツ)の設立について合意したことを発表した。
TFCの日野キャプティブファイナンス事業とSMASの東西ロジスティクス営業本部が行なっているトラック・バスのファイナンス・リース事業を集約し、独占禁止法のクリアランスを経て2019年2月に設立する予定だ。
新会社設立の背景には、自動車産業の大変革期と言われる現在において、物流業界をはじめとするトラック・バス市場においてもさまざまな課題が顕在化しつつあることが挙げられる。
また、今後、自動運転やコネクティッドといった新しい技術の開発・普及により商用車を取り巻く環境は大きく変化し、「所有」から「利用」へのシフトが進み、商用車の新しい使い方のニーズが高まってくることが予想されている。
そんな中、設立する新会社 は、
TFCが持つトヨタグループの販売金融会社として30年間培ったノウハウと資金調達力
SMASが持つファイナンス・リースの高い専門性とマルチブランドを取り扱うことによる提案力
日野が持つ車両やICT等の技術力と日野車の販売・整備を通じた顧客とのつながり
といった各社の特徴や市場優位性等を組み合わせるのが強みだ。
MOBILOTSでは、それら強みを活かし、現行のファイナンス・リースの提供に加え、コネクティッド技術など新しい技術を活用し、商用車を利用する顧客の多様化するニーズや課題にOne to Oneで応えることを目指す。
<参考資料>
■会社概要
正式名称:MOBILOTS株式会社
本社所在地:東京都新宿区を予定
代表者:木内 宏成※(予定) ※現TFC執行役員
事業概要:商用トラック・バスのファイナンス・リース事業
株主構成:トヨタファイナンス50.1%、住友三井オートサービス33.4%、日野自動車16.5%
資本総額:150億円
設立年月:2019年2月(予定)
従業員数:約160名
■社名について
新会社名であるMOBILOTSは、「ヒト・モノの移動における課題に応え続ける」との思いを込めた、「Mobility & Logistics Total Support」を語源としている