日野自動車は6月6日、大型トラック「日野プロフィア」及び「日野プロフィア ハイブリッド」を一部改良し発売した。
今改良では、サイトアラウンドモニターシステム(SAMS)に、従来から搭載済みの出会い頭警報(FCTA)に加え、左折時に左側方の移動物を検知する左折巻き込み警報(BSIS)と車線変更時にミラーでは確認し難い左右側方の移動物を検知する車線変更警報(BSD)を新規追加した。
また、法定3要素(時間・距離・速度)の記録に特化した小型かつシンプルなデジタルタコグラフや、法規対応としてバックカメラ・モニターを装備している。これらは全て標準装備となる。加えて、Pro Shift 12搭載車は、従来モデルからさらに変速制御を最適化している。※道路状況、車両状態、天候状態およびドライバーの操作状態などによっては、作動しない場合がある。
サイトアラウンドモニターシステムの作動イメージ
右左折時や車線変更時に衝突の危険性が高まった際、ブザー音とピラー部の表示灯でドライバーに注意を促すことで安全運転のサポート
(1)検知範囲
出会い頭警報※(FCTA)
※2019年から標準装備
左折巻き込み警報(BSIS)
車線変更警報(BSD)
(2)作動時
ピラー部の表示灯
移動物を検知すると黄色点灯
(FCTAのみ黄色点灯なし)
衝突する危険が高まると赤色点灯
(3)紹介動画
デジタルタコグラフ
SDカードに運行データを保存し電子化することで、法定業務の効率化に貢献
24PROFIA_簡易デジタコ_閉.jpg
24PROFIA_簡易デジタコ_開.jpg
Pro Shift12搭載車(ハイブリッド車は除く)
Pro Shift 12は、発進および変速時のクラッチとトランスミッションの操作を電子制御化することでクラッチペダルを不要としたフルオートマチック・トランスミッション。走行中はオートマチックトランスミッション同様にアクセル操作・ブレーキ操作だけで運転可能。
任意選択できる走行モード(ECO、ノーマル、パワー)の変速制御を最適化し、低回転数でのシフトアップや運転フィーリング向上を実現。
車両概要(代表車型)
24P_FWwing_ワイセレFr.jpg日野プロフィア
24PROFIA_HEV_FW_wing.jpg日野プロフィア ハイブリッド
▼車名・型式・仕様:日野プロフィア 2KG-FW1AHC
標準仕様:
- ハイルーフ 後輪エアサスペンション
- 株式会社トランテックス製 ウイングバン完成車
エンジン:A09C-VA<AT-Ⅹ> 279kW(380PS)
トランスミッション:Pro Shift12
車両総重量:25トン
▼車名・型式・仕様:日野プロフィアハイブリッド 2NG-FW1AHH
標準仕様:
- ハイルーフ 後輪エアサスペンション
- 株式会社トランテックス製 ウイングバン完成車
エンジン:A09C-K1<AT-Ⅺ> 279kW(380PS) ハイブリッド専用
トランスミッション:Pro Shift12
車両総重量:25トン