日野自動車は4月13日、 A09Cエンジンを搭載した大型トラック「日野プロフィア 」を一部改良し、同日発売すると発表した。東京地区の希望小売価格(代表車型)は、2,568万50円(消費税込)。
今回の改良では、レーンキーピングアシスト(※1)、ドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System/※1)、オートヘッドランプを標準搭載し、安全運転をサポート。新たに導入される燃費試験方法である「JH25モード」での燃費値表示にも対応した。
また今回、メーカー完成車(※2)「VQ」ウイングバンの販売も開始。これにより、シャシとボデーの組み合わせパターンが現行比で約1.5倍に拡大する。
なお、E13Cエンジン搭載車については、エンジン認証不正問題による型式取消に伴い、出荷は引き続き停止される。
※1:一部車型を除く。
※2)メーカー完成車:トラックメーカーがキャブ(運転台)・シャシから荷台の架装までを一括して企画し、標準的な仕様で計画生産する商品。一方、オーダー車両の場合は、トラックメーカーが生産したキャブとシャシに、架装メーカーが要望に合わせて荷台を設計・架装する。
[主な特長]
1.レーンキーピングアシスト(LKA)
走行車線の左右白線をカメラで検知し、車線を逸脱しそうになると、システムがステアリング操作を電動アシスト制御する。
2.ドライバー異常時対応システム
ハンドル手放し検知、ドライバーモニターⅡ、画像センサーによる車線逸脱状態判定より、ドライバーの異常状態を検知すると、車内外に報知しながら制動を開始し、徐々に速度を落として車線内を維持しながら停止させる。
[東京地区希望小売価格](代表車型)
– 車名・型式:日野プロフィア 2DG-FW1AHG
– 標準仕様:ハイルーフキャブ リヤエアサスペンション/トランテックス製ウイングバン完成車
– エンジン トランスミッション:A09C-VA<AT-X> 279kW(380PS)Pro Shift12
– 車両総重量クラス:25トン
– 価格(消費税抜き):25,680,050円(23,345,500円)