ハーレーダビッドソンジャパンは、「第46回 東京モーターサイクルショー」(3月22日〜3月24日・東京ビッグサイト)にブース出展し、初日となる3月22日のプレスカンファレンスにおいて、同社製品の顧客拡大に向けた新しい購入プラン「フリーダム・プロミス」について詳細を明らかにした。
当日のプレスカンファレンスには、同社の代表取締役グレッグ・ウイリス氏が登壇。
「ストリート」というテーマで展開した今回のブースでは、同社のエントリーモデルであるスポーツスターを中心とした車両展示を行うことで、既存ユーザーばかりでなく、主に若い世代の新しい顧客を増やすことを目指していることに言及。
また、こういったコンセプトは、同社が2018年7月に発表した中期経営計画に基づくものであることなどを明らかにした。
さらに、同氏は顧客拡大のための新たな戦略として、3月8日より現在実施中である「フリーダム・プロミス」について紹介。
同社が新たに導入した当購入プランは、前述のスポーツスター・ベースの車両を新車購入した顧客を対象に、登録から365日以内にソフテイルやツーリング、トライクのいずれかのシリーズに属する新車モデルに乗り換えた場合、最初に購入した車両の新車本体購入価格と同価格で下取り保証を付帯するというものだ。
スポーツスター系のアイアン883
これは、同社によると、ハーレーを検討中の見込み客などに多い「何を買っていいか分からない」、「買って後悔したくない」という声、また既存顧客の「乗り慣れたらもっと大きなモデルにしておけばよかった」といった要望に応えるべく設定されたサービスだという。
スポーツスターは現在、「スーパーロー」、「アイアン883」、「フォーティエイト」、「1200カスタム」、「ロードスター」、「フォーティエイト スペシャル」の全7モデルをラインアップ。同社製品の中では比較的スリムで軽量なため、初心者や女性ユーザーにも乗りやすいモデルが多いことが特長だ。
一方、ソフテイルやツーリングの各シリーズは、ハーレーらしい大柄の車体と1745ccVツインエンジンによる余裕ある走行性能などが特長の上級シリーズ。また、トライクはこれらをベースにした3輪仕様で、抜群の安定性などでより長距離走行に適した仕様だ。
ソフテイル系のストリートボブ
日本における輸入車の販売台数において、常にトップクラスのシェアを誇るハーレーダビッドソンだが、国内の2輪車市場全体はゆるやかな縮小傾向にあると言われているだけに、今回の施策により同社の新車販売台数が上昇するか否かが注目される。
なお、当プランは2019年6月30日(日)店頭注文分までの提供。詳細は同社ホームページを参照頂きたい。
ハーレーダビッドソンジャパン公式「フリーダム・プロミス」専用ページ
https://h-d.jp/campaign/freedom-promise/?_ga=2.134336626.2013837871.1553480949-1358251870.1553480949