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2019年3月22日【新型車】

ハーレー、国内顧客拡大戦略を公表-東京モーターサイクルショー

NEXT MOBILITY編集部

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ハーレーダビッドソンジャパンは、「第46回 東京モーターサイクルショー」(3月22日〜3月24日・東京ビッグサイト)にブース出展し、初日となる3月22日のプレスカンファレンスにおいて、同社製品の顧客拡大に向けた新しい購入プラン「フリーダム・プロミス」について詳細を明らかにした。

 

 

当日のプレスカンファレンスには、同社の代表取締役グレッグ・ウイリス氏が登壇。

 

 

「ストリート」というテーマで展開した今回のブースでは、同社のエントリーモデルであるスポーツスターを中心とした車両展示を行うことで、既存ユーザーばかりでなく、主に若い世代の新しい顧客を増やすことを目指していることに言及。

 

また、こういったコンセプトは、同社が2018年7月に発表した中期経営計画に基づくものであることなどを明らかにした。

 

 

さらに、同氏は顧客拡大のための新たな戦略として、3月8日より現在実施中である「フリーダム・プロミス」について紹介。

 

 

同社が新たに導入した当購入プランは、前述のスポーツスター・ベースの車両を新車購入した顧客を対象に、登録から365日以内にソフテイルやツーリング、トライクのいずれかのシリーズに属する新車モデルに乗り換えた場合、最初に購入した車両の新車本体購入価格と同価格で下取り保証を付帯するというものだ。

 

スポーツスター系のアイアン883

 

これは、同社によると、ハーレーを検討中の見込み客などに多い「何を買っていいか分からない」、「買って後悔したくない」という声、また既存顧客の「乗り慣れたらもっと大きなモデルにしておけばよかった」といった要望に応えるべく設定されたサービスだという。

 

 

スポーツスターは現在、「スーパーロー」、「アイアン883」、「フォーティエイト」、「1200カスタム」、「ロードスター」、「フォーティエイト スペシャル」の全7モデルをラインアップ。同社製品の中では比較的スリムで軽量なため、初心者や女性ユーザーにも乗りやすいモデルが多いことが特長だ。

 

 

一方、ソフテイルやツーリングの各シリーズは、ハーレーらしい大柄の車体と1745ccVツインエンジンによる余裕ある走行性能などが特長の上級シリーズ。また、トライクはこれらをベースにした3輪仕様で、抜群の安定性などでより長距離走行に適した仕様だ。

 

ソフテイル系のストリートボブ

 

日本における輸入車の販売台数において、常にトップクラスのシェアを誇るハーレーダビッドソンだが、国内の2輪車市場全体はゆるやかな縮小傾向にあると言われているだけに、今回の施策により同社の新車販売台数が上昇するか否かが注目される。

 

 

なお、当プランは2019年6月30日(日)店頭注文分までの提供。詳細は同社ホームページを参照頂きたい。

 

ハーレーダビッドソンジャパン公式「フリーダム・プロミス」専用ページ

https://h-d.jp/campaign/freedom-promise/?_ga=2.134336626.2013837871.1553480949-1358251870.1553480949

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。