リサーチ会社のGfKジャパンは、全国のドライバー約13,600名に対し、タイヤのレンタルサービスに関するインターネット調査を実施し、その結果を4月25日に発表した。
調査は、2017年7月17日から7月30日の14日間に渡り実施。冬タイヤと夏タイヤのそれぞれについて、レンタルサービスの認知・利用意向などについて調べている。
【冬タイヤレンタルサービスの調査結果】
冬タイヤでは、全体の46%に利用意向があり、この割合が最も高かったのが首都圏の51%、逆に最も低かったのは北海道の39%だった。
また、利用意向者に使ってみたい場面を尋ねたところ、最多回答は「冬場の降雪の備えとしての日常使い」で58%。
次いで「旅行(帰省含む)」(38%)、「ウィンタースポーツ」(26%)という結果となった。
地域別では、多雪地域である北海道、東北、甲信越、北陸では「冬場の降雪の備えとしての日常使い」が70%超と圧倒的多数。
逆に、首都圏、東海、近畿では「旅行(帰省含む)」や「ウィンタースポーツ」といった一時的な利用の割合が全体より高く、地域によって利用したいシーンが異なることが示された。
【夏タイヤレンタルサービスの調査結果】
夏タイヤのレンタルサービスに対する利用意向は冬タイヤより低く19%。
利用理由としては、利用意向者の4割強が、「いつも履いているタイヤより性能の良いものを試してみたいから」、「乗り心地の良いタイヤをはいてみたいから」と回答。
同社は、この結果により、夏タイヤのレンタルサービスは、高性能タイヤの良さを消費者に実感してもらう機会としてとらえることができそうだと言及している。
「タイヤレンタルに関する調査」概要
■調査期間:2017年7月17日~7月30日(計14日間)
■調査対象:自動車保有者13,663名(ノンウェイト集計)
■調査方法:インターネット調査
■回答者属性: 性、年代、居住都道府県
■車関連情報: 保有車情報(車種、ボディタイプ、新古、タイヤサイズ)、運転頻度
■調査内容: 冬タイヤ保有状況・買い替えサイクル・保管方法、冬タイヤレンタルサービスの認知・利用意向(利用シーン、利用期間、支出可能額、利用したい店舗、試着来店、返却時のサービス等)、夏タイヤレンタルサービスの利用意向