独チューナーブランドのノビテック( NOVITEC/日本法人 )は、ハイブリッド技術を搭載したフェラーリ296GTBの専用チューニングプログラムをリリースした。
それによるとまずエンジンパフォーマンス&エアロダイナミクスでは、高効率のターボインレットとオリジナル高性能排気システム(リアマフラー)及び触媒(キャタライザー)の連携により、スタンダードエンジンの830hpから更に38馬力のパワーを引き出し、638kw/868hpをマークする。
マフラーは、ステンレススチールかF1でも使用されるハイテク合金のインコネル製、上質な999ファインゴールドのメッキを施したタイプから選択可能とした。
エクステリアではダウンフォースを増大させるため、風洞実験をクリアした複数のカーボンエアロダイナミクスを開発。そのパーツの一つ一つはネイキッドカーボンに、高光沢のクリアコートにて仕上げられた。
オリジナルバンパーの中央エアインテーク用のNOVITECフロントリップスポイラーと、ダックテールリアスポイラーは、最適な空力を実現するように設計。リアエンドは、リアスポイラーやディフューザーにてエクステリアをより強化することも可能とした。
また迫力のあるスタイルのNOVITECロッカーパネルはフロントからリアの間で最適な空力を実現するように設計されている。ドアミラーとクォーターガラスに位置するカーボンは、エンジンのエアインテークカーボンスクープとともに、スポーティーな印象を訴求する。
足まわりでは、米ハイエンドホイールメーカーVOSSENと共同で、5本のツインスポークとセンターロックルックのデザインのNF11を開発。カラーはVOSSEN社のリリースする72色より選択が可能となっている。サイズはフロント9.5J 21インチ、リア11.5J 22インチの組み合わせにより、2シーターのウェッジシェイプがより強調される。
これに組み合わせる推奨タイヤサイズはF:255/30ZR21 R:335/25ZR22。サスペンションではNOVITECスポーツスプリングセットを組み合わせることで、約35mmダウンする。
またフェラーリ296の日常の実用性を快適にする油圧式フロントリフティングシステムも用意した。同装備コップピットのボタンで約40mmの上昇が調整可能。これによりスロープなどの走行が容易になる。なお車高は、もう一度スイッチを押すか、80km/hの時速に達するかで自動的に低床へ戻る。なお個別の製品名の詳細、仕様、価格等は要問い合わせとなる。