独ポルシェは、中国に投資を行い、100カ所目の販売拠点となる広州市に新たな「ポルシェ スタジオ」を設立した。
広州市にオープンした、新たな「ポルシェ スタジオ」の床面積は460㎡、高級ショッピングモールの中心に位置し、直接対面およびバーチャルでブランド全てのサービスを紹介し、よりダイレクトに、新たなターゲットと日常的に交流を図るための拠点として利用する計画だと云う。
ニューモデルの展示エリアが特徴のこの「ポルシェ スタジオ」では、ポルシェが販売する5つすべてのモデルラインを、iPadとデザインスタジオのクレーモデルをベースとしたモデルカーを使い、顧客の好みのカラーにカスタマイズすることが可能。
また、Jebsenグループが運営する既存のポルシェ センターと協力し、車両をその場で購入することもできるとのことだ。
独ポルシェのデトレフ・フォン・プラテン取締役は、「近年、中国はポルシェにとって最大の単一市場となっています。特にアジアでは当社の4ドアスポーツカーが人気ですが、2シーターモデルの需要も急速に高まっています」と語る。
中国は、すでに718モデルの最重要市場となっており、2017年の最初の第3四半期には、5,100台以上のボクスターおよびケイマンが納車された。
また、2018年には上海にポルシェ エクスペリエンスセンターがオープンの予定。
このアトランタ、ライプツィヒ、シルバーストーン、ル・マンおよびロサンゼルスに続く世界6番目のエクスペリエンスセンターには、伝統的なサーキットモジュールとオフロードコースが設置され、ビジターは、合計5つのセクションでポルシェの特性を体験できるほか、荒れた路面で車両の性能を試すこともできる。
これに関して、デトレフ・フォン・プラテンは、「私達のヨーロッパおよびアメリカのエクスペリエンスセンターは、販売戦略において重要な役割を担っています。この市場の重要性が増していることを考慮すれば、アジアにエクスペリエンスセンターを開設することは、必然であると言えます」と述べている。