また今後、ブランドの垣根を越えたニューモデル攻勢を継続していくことにより、この好調さを維持することができるものと考えています。具体的な数字では今期以降、約80の革新的なモデルを発売する予定です。
但し懸念事項がひとつあり、新しいWLTP試験手順への移行は、 自動車業界全体にとって大きなチャレンジになるでしょう。
我々フォルクスワーゲングループは、2018年9月1日から施行される有害物質/CO2排出量/燃料消費量を測定するための新しい試験手順であるこのWLTPに対応するために、可能な限り早い段階からこれらに対する対策を精力的に進めてきました。
ディースCEOは今壇上に於いて、2輪のドゥカティや変速機のレンク、大型エンジン部門のMANディーゼル・アンド・ターボなどの非中核事業について、分離・独立の可能性にも言及している。
しかし一方で幅広いモデル ラインナップを揃える我々フォルクスワーゲングループにとって、WLTPへの移行には多大な努力が必要です。状況により、WLTPへの移行に当たって、私たちの販売プログラムに一時的な支障が生じる可能性もあるかも知れません。
けれどもそのような状況を考慮したとしても、この2018年はフォルクスワーゲングループにとって再び好調な年になると見込んでいます。
なぜならフォルクスワーゲンは、今の事業を現状の経営上に於いて軌道に乗せていくだけでなく、未来に向けて事業の効率的な再編にも精力的に取り組んでいるからです。私たちは、より慎重かつ大胆に企業再編に取り組んでいます。
フォルクスワーゲングループで実現を目指している私の目標は、当社を収益性、革新性、持続性といった多角的な見地で、いずれに於いても世界の自動車業界をリードする存在に変えていくことにあるのです。」( MOTOR CARDSより転載 )