企業文化の変革を加速させるプログラムを本格始動。2018年の力強いスタートを切る
独フォルクスワーゲン AG(本社:ドイツ・ニーダーザクセン州ヴォルフスブルク、グループCEO:ヘルベルト・ディース、以降VW)は5月3日、ベルリンに於いて年次株主総会を開き、新たに最高経営責任者(CEO)に就任したばかりのDr. ヘルベルト・ディース氏のもと、包括的な企業グループ再編のペースを加速させていく構えを示唆した。( 坂上 賢治 )
その決断の理由を、この日、登壇したディース氏は以下のように語った。「フォルクスワーゲングループは、現在、精力的に推し進めてきた経営戦略が実を結び始め、事業・財務の両面に於いて堅調な推移を示しつつあります。
そうしたなか私は、さらなる未来へ向けて、自動車業界の将来を握るであろう重要課題に対して、より秩序ある体系的な取り組みを打ち立て、これをひとつひとつ消化しながら着実な経営改善を進めていく所存です。
そんな当社が目指す道程は、まだ永く遥かな道のりではありますが、 その過程で2018年は大変重要な節目を控えています。それは世界の自動車業界が大きな変化を重ね続けるなか、我々のビジョン“Strategy 2025”に基づき、当社はグループの再編をさらに勢いをつけて推進していかなければならない時期に来ているのです。
なかでも特に、フォルクスワーゲン自身が歩み・育んできた企業文化そのものの新たに変革させていくこと。これこそがフォルクスワーゲンの将来の成功にとって極めて重要です。