芙蓉総合リース は6月5日、芙蓉オートリース とFUJITA 、FGLサーキュラー・ネットワーク の同社連結子会社3社が、グループのリユース・リセール機能の集約・強化を目的として、「Fuyoリユースセンター」を共同開設したと発表した。
同社グループでは、中期経営計画「Fuyo Shared Value 2026」(2022年度にスタート)の下、CSV(Creating Shared Value:共有価値の創造)の実践を通じた社会課題の解決と経済価値の同時実現により、企業グループとしての持続的な成長を目指しており、また、経営資源を集中投下する成長ドライバーのひとつに「サーキュラーエコノミー」を位置づけ、リース事業の枠を超えたサーキュラーエコノミーのプラットフォーマーとなるべく事業領域の拡大を推進。
〝リース事業は、資源の動脈(製造から販売まで)と静脈(回収から廃棄まで)のバリューチェーンを繋ぐ事業であり、サーキュラーエコノミー実現のコア領域である〟との考えの下、この事業で培ってきたネットワークを通じて、顧客が気軽にサーキュラーエコノミーに参加する機会を創出することで、循環型社会の実現に貢献していくことを目指していると云う。
その一環として、今回、グループ各社に返却されるリース物件や顧客企業から買い取った中古資産の集荷場所を一か所に集約、整備や点検などを行える整備ヤードとしての機能を備える「Fuyoリユースセンター」を、連結子会社3社で開設。
この拠点の運営を通じて、従来、集荷した物件を現状有姿でリセールすることが中心だったリユース・リセール事業を強化し、サーキュラーエコノミーを実現する〝製品寿命の延長〟や〝製品価値の向上〟を推進。また、昨年4月に開始した「芙蓉サーキュラーエコノミーリース(芙蓉CEリース)※1」の取引推進や提携リース会社との連携強化を図るとしている。
なお、同拠点では当初、対象物件として「フォークリフト」や「自動車」、「医療機器」を中心に集荷を行うが、将来的には、グループのノウハウを集結して取扱品目を拡大。リユース機能を含めたサービス向上に努め、〝資源循環の実現〟と〝収益機会の拡大〟を共に実現させていきたいとしている。
<Fuyoリユースセンターの概要>
– 住所:茨城県常総市古間木 1221-1
– 開設日:2024年5月31日
※1:残価設定やリース満了時の物件返却条項の設定により、リース物件を確実にリユース・リサイクルし、製品寿命の長期化・資源再生の向上を図るリース商品。
[問い合わせ先]
芙蓉総合リース株式会社 コーポレートコミュニケーション室(担当:山﨑・渡邊)
電話番号:03(5275)8891