また電動キックスクーターならではの手軽さは、「都市生活で交通渋滞を避ける」、「駐車場の確保対策」などの手狭な空間の制限を受け難いこと。さらに「都市の空気を汚す」という二次的な公害削減にも役立っている。
そうした理由からフォードは、「ワシントン・デトロイト・フロリダ・デンバー・ロングビーチなど米国内の13の都市と5つの大学キャンパスで定着しているSpinは、マイクロモビリティのトッププロバイダーであり、同社の買収で移動サービスに関わるビジネスチャンスを大きく加速させられることに心を躍らせています。
Spinを介して我々は、都市や大学と協力するなどしてマイクロモビリティの利用環境を持続的かつ安定的に展開していくことをお約束します。そして次世代モビリティに関する包括的な事業設計の完成を目指していきます。
またこのアプローチは、フォードのブランド価値と、利用頂く皆様の機会価値というふたつの価値の拡大化を結びつけていきます」と語っている。
一方日本では、移動の末端を担うラストマイルを支えるべきマイクロモビリティの姿が未だ見えてきていないが、その姿と形を紡ぎ出す企業こそが、わが国のMaaS市場に於いて新たな金鉱を探し当てることになるのだろう。( MOTOR CARSから転載 )