神戸市内で出荷前検査を待つフォロフライ車両
「商用車の電動化促進事業」の補助金対象車両に認定。車両購入費で最大1,821,000円の補助が可能に
ラストワンマイルEVトラック(1トンクラス)の自社開発・国内普及を進めるフォロフライ(folofly)は7月13日、大量生産フェーズに入った製品の出荷前車両検査(PDI/Pre-Delivery Inspection)を行い、高品質かつ安全で経済効果の高いEV普及に務めている。
当初の製品のサンプル出荷を経て、着実に事業拡大を踏んで来たフォロフライは、チャデモ対応の自社のEVトラック『F1VS』と『F1TS』のF1シリーズの改良とアップデートを実施。横滑り防止機能、パーキングロックシステム等の安全機能を搭載した大量生産版車両の出荷前検査を神戸の自社拠点で開始した。
フォロフライでは、「当社ではスマートフォンのように国内で商品開発や設計に特化し、生産を外部委託する〝水平分業〟スタイルを採り、通常の2倍の速度で日本初の積載量1トン級EVトラックF1 VANとF1 TRUCKの開発・販売を実現しました。
その車両製品は現在、商用車の電動化促進事業補助金対象車両に認定され、購入費最大1,821,000円の補助が可能になっておりますが(VANタイプのF1VSは最大1,821,000円、トラックタイプのF1TSは1,607,000円の補助/一般財団法人環境優良車普及機構が申請受け付け)、この度、更なる大量生産体制を確立させるため、自社初のPDI拠点で開始保安基準への適合確認や点検、整備など納車前の車両整備業務を一層強化致します。
これにより、世界で最も厳しいと言われる日本の自動車ユーザー様のご期待に応え、今後も持続可能な社会の実現に取り組む先進的な企業様と共に、ニーズに対応した車種やサービスの開発を通して、エコノミーとエコロジーを両立させる高品質かつ安全で経済効果の高いEV車両の普及へ、より一層貢献して参ります」と話している。
フォロフライの沿革は以下の通り
2021年8月:京都大学国際科学イノベーション棟にて会社設立
2021年10月:ファブレス生産で国内初の1トンクラス宅配EV車両のナンバー取得
2021年10月:EV F1 VANの販売開始
2021年10月:SBSホールディングスが当社車両の1万台の導入を発表
2021年11月:JEEとバッテリー交換式設備を共同開発
2022年6月:セカンドモデルとなる平ボディタイプEV F1 TRUCKを発表
2022年7月:EV F1 VANが環境配慮型先進トラック・バス導入加速事業補助金対象車両に認定
2022年9月:EV F1 VANが1トンクラス貨物EVとして国内初の緑ナンバーを取得・運行開始
2022年9月:EV F1 VANが補助金対象車両に認定
2023年1月:シリーズA資金調達完了
2023年6月:F1シリーズに新車種横滑り防止機能、パーキングロックシステムチャデモ対応を標準装備としF1VSとF1VS4、F1TSを発売
2023年6月:三井住友海上が支援する整備工場の全国組織「アドバンスクラブ」と車両整備の業務提携を開始
【会社概要】
社名: フォロフライ株式会社
設立: 2021年8月3日
代表: 代表取締役 小間 裕康
資本金: 1,108,991,000円(資本準備金含)
本社: 京都市左京区吉田本町36番地1 京都大学国際科学イノベーション棟
業種: 電気自動車の開発販売及び環境対応型インフラサービスの提供
連絡先: 078-891-7117(代表窓口)