割引適用後価格380万円から更に最大884,000円の補助が可能に
7月8日、GLMの元CEOが率いるファブレスEVメーカーのフォロフライ株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役:小間 裕康)による開発された商用EVがJATAの補助金対象車になった。( 坂上 賢治 )
より具体的には、同社の1トンクラスのラストワンマイル商用EVの「EV F1 VAN」が、2022年7月より公益財団法人日 本自動車輸送技術協会(JATA)に於ける環境配慮型先進トラック・バス導入加速事業の補助金対象車両に認定された。
この制度は環境省から二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の交付決定(令和4年4月1日付)を 受け実施。環境配慮型先進トラックとして「EV F1 VAN」を導入する事業に対して最大884,000円の補 助が可能になるというもの。
現在「EV F1 VAN」は定価410万円(税抜き)のところ、事業用として大量に導入される際は台数に応 じて最大割引き価格380万円(税抜き)での購入が可能だが、この度の補助金適用により200万円台になる見込み。
フォロフライでは「今後も自社サービスの開発により、物流業界における二酸化炭素とランニングコストの低減に取り組んでまいります」と話している。
EV F1 VAN 特徴
積載量:電気自動車(EV)の普通免許運転可能車種で最大積載量950Kg
価格:EVでありながらガソリン車と同等の低価格を実現
航続距離:航続可能距離300Km、物流に必要なラストワンマイルを可能に
保証:5年間あるいは12万kmまでのバッテリー製品保証つき
同車シリーズは、スマートフォンのように国内に於いては企画や設計に特化。生産を海外へ外部委託する 「水平分業」スタイルを採る事により、通常の2倍の速度で日本初の積載量1トン級EVトラックEV F1 VANと EV F1 TRUCKの開発・販売を実現させた車両。開発元のフォロフライでは、荷主や投資家から脱炭素化を迫られる物流業界のニーズの多様な要請に応えて行きたいとしている。
フォロフライ(folofly)の沿革は以下の通り
2021年8月:京都大学国際科学イノベーション棟にてフォロフライ株式会社 設立。
2021年10月:ファブレス生産による国内初の1トンクラス宅配EV車両のナンバーを取得。
2021年10月:EV F1 VANの販売開始。
2021年10月:SBSホールディングスが当社車両の1万台の導入を発表。
2021年11月:JEEとバッテリー交換式設備を共同開発。
2022年6月:自社開発2台目となる平ボディタイプ EV F1 TRUCKを発表。
2022年7月:EV F1 VANが環境配慮型先進トラック・バス導入加速事業補助金対象車両に認定。
社名 : フォロフライ株式会社
設立 : 2021年8月3日
代表 : 代表取締役 小間 裕康
資本金: 1億2,400万円(資本準備金含)
本社 : 京都市左京区吉田本町36番地1 京都大学国際科学イノベーション棟
業種 : 電気自動車の開発販売
連絡先: 078-891-7117(代表窓口)
補助金概要の詳細は右記UELを参照されたい https://ataj.or.jp/efv-f_truckbus_r4/