東京都は2月14日、交通局及び環境局が連携し交通局が所有・運営する白丸発電所・白丸調整池ダムの近傍に電動車両( EV・PHEV )用急速充電器の設置を進めていく。なおこの白丸発電所は、CO2を排出しないクリーンな電気を創る水力発電所であるため、急速充電器の電力に水力発電所の電気を活用する取り組みとして、都内でも初めての事例となる。
事業概要
1.急速充電器仕様( 予定/歳出予算可決後の着工となる )
・設置基数: 1基
・充電規格: CHAdeMO
・定格出力: 50kW
EV用急速充電器( 参考 )
2.設置予定場所
東京都交通局
白丸発電所・白丸調整池ダム近傍
白丸発電所所在地:
西多摩郡奥多摩町棚澤671
3.運用開始予定時期
令和7年4月頃
東京都交通局 白丸発電所の概要は以下の通り
東京都交通局は、多摩川の流水を利用した水力発電を行っており、白丸発電所は白丸調整池ダムに併設された水力発電所で、周辺の環境に配慮し、その大部分が地下に設置されている。
多摩川水系の水力発電事業概要
白丸調整池ダム
また周辺情報として白丸調整池ダムには、ダムに隣接する形で再生可能エネルギーPR館( エコっと白丸 )を令和3年11月から設けている。
館内では、プロジェクションマッピングを活用した大画面のジオラマシアターやデジタルサイネージ等により、再生可能エネルギーの意義や水力発電の仕組みなどを分かりやすく伝えると共に地元奥多摩町の観光スポット等も紹介している。※エコっと白丸の開館日は右記のURLリンクの通り。
エコっと白丸の外観
ジオラマシアター