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2024年9月2日【イベント】

フィアットプロフェッショナル、新型デュカートバンを披露

坂上 賢治

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フィアットプロフェッショナル(FIAT Professional)は、ドイツ・デュッセルドルフで8月31日から9月8日まで開催されるRV(レクリエーション車)の見本市「第63回デュッセルドルフ キャラバン サロン(Dusseldorf Caravan Salon)」に、デュカート・バンのL2H2(Ducato Van/パビリオン16-D42のステランティス・プロワンのスタンド)を出展した。

 

1981年以来、脈々とイタリア国内で製造されてきたデュカートは、ドイツの業界誌プロモービル(Promobil)による「年間最優秀モーターホームベース車両」賞を16年連続で受賞したモデル。また現在、ヨーロッパ全土でデュカート製キャンピングカーを所有するエンドユーザーは100万人を超えており、欧州を走るRVの約75%がデュカートベースだ。

 

そうしたなかで披露された新しいデュカートバンは、オートマチックAT8トランスミッションと、180HP・450Nmの出力を発揮する2.2リッターマルチジェット(Multijet)4.0(第4世代)エンジン。これに新型排気ガス再循環システムを組み合わせてCO2排出量を10%削減した上に、新型の油圧アキュムレーターを搭載。トランスミッションの操作レスポンスを速めて、スタート&ストップ時のスムーズなドライブフィーリングを実現させた。

 

 

エクステリア面では、フロントグリルをボディと同色とし、新しいバンパー、新しいスキッドプレート、新しいリアビュー ウィングミラーを備えつつ、 クラス最高の空力効率を獲得。これらにより燃料使用量を最大10%削減した。

 

併せて運転時に於けるドライバー自身の快適性も高めるべく、電動格納式ドアミラー、駐車機能をアシストする360°センサー、リアビューカメラ、コーナリング機能付きフォグランプ、ブラインドスポットアシストを搭載。

 

最新のレーンサポートシステム、交通標識認識、インテリジェントスピード アシストなどの運転支援機能を備えたセーフティキャンパーパックも用意されている。更にドライバーと乗員は、今やデュカートでは、すっかり馴染みの回転式キャプテンチェアの他、10インチタッチスクリーンを備えたデジタルクラスターで多様なコンテンツを愉しむこともできる。

 

加えてフィアットプロフェッショナルは、欧州全土のデュカートオーナーをサポートするためのサービスシステムを構築。10か国語・24時間対応のステランティスロードアシスタンス(Stellantis Road Assistance)敷いている。

 

また最後に、そもそもフィアットプロフェッショナルでは、車両開発の初期段階からデュカートバン自体を車両カスタマイズのベースプラットフォームとして捉えており、欧州に点在する多くのキャンピングカー製造業者と長年の交流関係を継続。それが現在のキャンパー達とのコミュニティを構築し、大きなエコシステムを形作ったことを理解しているという。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。